青々と茂る木々に近代的な超高層ビル群が立ち並ぶマレーシアの首都、クアラルンプール。
この記事では、KLにあるおすすめ観光スポットを厳選、それぞれのアクセス方法と観光モデルコースについて紹介します。
クアラルンプールの人気観光スポット、KLシティギャラリーは2024年になってから閉鎖されています。訪問を計画している場合はご注意ください。
クアラルンプール観光マップ
中心地の地図
ざっくり分類すると、
- KLCC周辺
- ブキッビンタン周辺
- KLタワー周辺
- マスジッド・ジャメ周辺
- チャイナタウン周辺
- 植物園周辺
…というエリアに分けることができます。
①・②・③を繋いで形成される三角形のエリアがゴールデントライアングルと呼ばれるクアラルンプール中心地になります。
ゴールデントライアングルのなかでも、多くの観光客が滞在するのは、
- KLCC
- ブキッビンタン
…の2大エリアです。
また、歴史的な建物が立ち並ぶ観光スポットが多いのは、
- マスジッドジャメ
- ムルデカ広場
…周辺になります。
郊外の地図
クアラルンプール中心部から離れた場所および郊外にある代表的なスポットとしては、
特に人気が高いのは、バトゥ洞窟とピンクモスク。
クアラルンプール人気観光スポット
ペトロナスツインタワー
クアラルンプールのランドマーク、ペトロナスツインタワー。
451.9mという高さを誇る88階建ての超高層ビルで、展望台からは絶景を楽むことができます。
KLタワー
ペトロナスツインタワーのようにクアラルンプールの市街地を眺めることができる絶景スポットのKLタワー。
その高さは421m。
展望台、スカイデッキ、スカイボックスなど、様々なアクティビティを楽しむことができます。
パビリオンKL
クアラルンプール中心地にある繁華街のBukit Bintang(ブキッビンタン)。
多くのショッピングモールがあるクアラルンプール随一のお買い物スポットで、特にPavilion(パビリオン)が人気です。
プトラモスク
プトラジャヤにあるプトラモスク(ピンクモスク)。
クアラルンプール中心部から少し離れた場所にあるものの、観光客に非常に人気の高い観光スポットです。
バトゥ洞窟
スランゴール州にあるバトゥ洞窟。
バトゥ洞窟もクアラルンプール中心部から離れた場所にありますが、KTMでアクセス可能です。
また、オプショナルツアーを利用して行く方法もあります。
ロイヤルスランゴールビジターセンター
バトゥ洞窟から車で20分くらいの場所にあるロイヤルスランゴールビジターセンター。
展示物や工場の一部を無料で見学できる上、ビジターセンター内にあるロイヤルスランゴールのショップでお土産を購入することもできます。
ピューター合金食器鍛造ワークショップも開催されています。
The Exchange TRX
2023年11月末にオープンしたThe Exchange TRX。
マレーシアの新しい国際金融エリアとして開発が進むTRXにできた大型ショッピングモールで、マレーシア初となる西武やアップルストアのオープンなど、話題性の高いスポットです。
パビリオンとは異なるテナントも多く、買い物が好きな人は足を運ぶことをおすすめします。
アロー通り
ブキッビンタンにあるアロー通り。
夜市がある場所で、多くの観光客で賑わうスポットです。
ムルデカ広場
マレー語で「独立」という意味を持つ、Merdeka(ムルデカ)。
ムルデカ広場は、1957年8月31日にマラヤ連邦が独立を宣言した際にイギリスの国旗を下げ、マラヤ連邦の旗を掲揚した歴史的意義のある場所になります。
Masjid Jamek駅から徒歩で10分程度です。
日中はかなり暑くなる場所なので、熱中症に気をつけてください。
スルタン・アブドゥル・サマド・ビル
上記で紹介したムルデカ広場の対面にあるスルタン・アブドゥル・サマド・ビル。
英国統治時代に建てられた行政機関の建物です。
マスジッド ジャメ
1909年に完成したマスジッド ジャメ。
クアラルンプールに建設された大型モスクの第一号で、古い歴史を持つモスクの一つとして知られています。
厳かな雰囲気が漂い、夜間は幻想的な雰囲気になります。
Masjid Jamek駅の出口からすぐの場所にモスクがあります。
セントラルマーケット
雑貨好きの人におすすめすることができるクアラルンプールのお買い物スポット、セントラルマーケット。
セントラルマーケット内にオープンしたPasar Besarはお土産アイテムが豊富です。
Pasar Seni駅から徒歩5分程度です。
チャイナタウン
チャイナタウン自体はセントラルマーケットを含む広域なエリアを指しますが、その中心部とも言える場所がPetaling Street(プタリンストリート)。
細長い通りでたくさんのお土産や食べ物が販売されています。
昔は治安が悪い場所として有名だったチャイナタウンですが、近年は開発が進み、おしゃれなリノベカフェが増えたり、雰囲気が変わりつつある場所です。
鬼仔巷
クアラルンプールのチャイナタウンエリアで近年最も注目を浴びている新観光名所の鬼仔巷(Kwai Chai Hong)。
秘密基地のような場所にストリートアートが描かれ、その周辺には続々と飲食店がオープンし、連日多くの人で賑わっています。
スリ マハ マリアマン寺院
チャイナタウンにはスリ マハ マリアマン寺院と關帝廟という有名なお寺や廟があります。
プタリンストリートからすぐ側の距離にあるため、チャイナタウン観光のセットとして訪問することをおすすめします。
クアラルンプール植物園
緑豊かなクアラルンプールで、より身近に自然を感じたい時は、クアラルンプール植物園に足を運ぶことをおすすめします。
ジョギングやウォーキングを楽しむ人、ピクニックを楽しむ人が多い場所で、のんびりと散策を楽しむことができる場所です。
クアラルンプール植物園には、バードパークやバタフライパークがあります。
マレーシア国立モスク
クアラルンプール植物園のすぐ近くにあるマスジッド・ネガラ。
マレーシアの国立モスクになります。
Masjid Jamekとは異なる美しさを持つモスクです。
最寄駅であるKTMコミューターのクアラルンプール駅は、駅としては廃れてしまっている感が否めないものの、歴史的建築物としては今でも魅力溢れる場所です。
クアラルンプール駅とその対面にあるマレー鉄道本社ビルは歴史ある建物であるため、国立モスク観光と一緒にまわってみてください。
イスラム美術館
国立モスクから徒歩で3分程度の距離にあるマレーシア・イスラム美術館。
イスラム世界に関わる様々な美術品が貯蔵されていて、見応えのある美術館です。
天后宮
海や航海の神様である媽祖のほか、様々な神様が祀られている天后宮(Thean Hou Temple)。
高台にあることから、天后宮からクアラルンプールの街並みを眺めることができ、その景色は壮観です。
旧正月(春節)になると、毎年恒例のライトアップが行われ、より美しい姿を見ることができます。
クアラルンプール1日観光モデルコース【市内中心地】
クアラルンプール市内中心部の観光スポットだけに絞るのであれば、1日で色々まわることが可能です。
旅の出発時点をMasjid Jamek駅に設定した1日観光モデルコースを以下に紹介します。
午前のプラン
»» ランチ前に徒歩でチャイナタウンへ »»
ランチタイムのプラン
- チャイナタウン観光+ランチ
- セントラルマーケットでお買い物
チャイナタウンには海南チキンライスや雲呑麺、福建炒麺など昔ながらの有名店もありますが、鬼仔巷周辺にはKafeiDian、Luckbros Kopi、Malaya Gardenなどおしゃれなリノベ系のカフェ&レストランが多いので、比較的清潔感のあるところで食事がしたい時は鬼仔巷に足を運ぶことをおすすめします。
鬼仔巷で最も有名なお店は何九海南茶店で、老舗かつ超人気のコピティアムになります。
»» 車(Grabやタクシー)や電車で植物園へ移動 »»
電車利用の場合は、MRTのPasar Seni駅から1駅先のMuzium Negara駅で下車すると、植物園に歩いて行けます。
ただし、バードパークに行きたい場合はMuzium Negara駅から距離があるので、Hop-on Hop-offバスを利用してセントラルマーケットの停留所からバードパーク前の停留所に直接アクセスすると便利です。
午後のプラン
- 植物園を散策(バードパーク観光など)
- パビリオンまたはThe Exchange TRXで買い物&ディナー
- KLCC観光(ツインタワーの夜景を楽しむ)
午前の観光で疲れている時は植物園の散策をやめて、エアコンが効いたパビリオンKLやThe Exchange TRXで買い物を楽しむ形もおすすめです。
ディナースポットとしては、ブキッビンタンのアロー通りが旅行者に人気ですが、綺麗なところでディナーを楽しみたい時はスリアKLCCやパビリオンあたりをチョイスしても良いと思います。
マレーシア料理全般を楽しむことができるレストランとしては、Madam Kwan’s(マダムクワンズ)がおすすめです。
上記モデルコースはクアラルンプール市内中心部に限定したものになりますが、「バトゥ洞窟やピンクモスクにも行きたい!」というケースがあると思います。その時はチャイナタウンや植物園観光を無しにして、午後の時間をバトゥ洞窟またはピンクモスク観光に充てる形がおすすめです。
クアラルンプール4日間観光モデルコース
日本からクアラルンプールに行くことを想定した、クアラルンプール滞在3日間+機内1泊(全4日間)のモデルコースを紹介します。
ここではマレーシア航空または日本航空(JAL)利用で、成田⇄クアラルンプールのフライトをベースにしています。
1日目のプラン
2日目のプラン
3日目のプラン
4日目のプラン
- (早朝)日本着
バトゥ洞窟とピンクモスクはクアラルンプール中心部から離れた場所にあるので、バトゥ洞窟観光とピンクモスク観光はそれぞれ別日に設定すると、無理なく観光できます。
観光に便利なバスや交通パス情報
クアラルンプール観光に便利なHop-on Hop-offバス。
クアラルンプール中心部の主要観光スポットを網羅しているので、Grabと組み合わせて利用する形がおすすめです。
また、LRT、MRT、モノレールを使うことが多い場合は、KLIAエクスプレスと鉄道乗り放題(連続2日間)がセットになったKLトラベルパスを購入する方法もあります。
郊外を観光する時の注意事項
クアラルンプール中心部は公共交通機関が発達しているものの、それでも車がないと不便だと感じることが多いです。
また、郊外の観光をする場合は、車が必須となるケースが大半です。
一番のおすすめの移動手段は、料金が明確なGrab。
一方で流しのタクシーはボラれるケースが非常に多いので、おすすめしません。
まとめ:KL観光で訪れるべき観光スポットはここ!
郊外を含めたクアラルンプールおすすめ観光スポットは、
- ペトロナスツインタワー
- KLタワー
- ピンクモスク
- バトゥ洞窟
- ロイヤルスランゴールビジターセンター
- マスジッド・ジャメ&ムルデカ広場
以上、おすすめクアラルンプール観光スポットとモデルコースについての紹介でした!