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マレーシアを代表する国際的ピューターメーカー、Royal Selangor。
マレーシアにはRoyal Selangorの販売店が色々なところにありますが、おすすめはクアラルンプールにあるロイヤルセランゴールビジターセンター。
入場料が無料でありながら、ブランドの歴史を学び、工場見学した上で商品が購入できる、非常に充実した時間を過ごすことができる場所です。
参考 日本語ガイド付きピューター製作&バティック染め体験ツアー
まずは、ロイヤルセランゴールがどんなブランドであるのかについて簡単に紹介します。
Royal Selangorは日本語でロイヤルセランゴールと表記されることがありますが、ロイヤルスランゴールの方が正しい音に近いです。
ロイヤルセランゴールの創始者は、中国・汕頭出身のピューター職人のYong Koon(楊堃)。
錫鉱業が発展していたクアラルンプールにチャンスを求め、10代半ばの若かりし頃に中国からクアラルンプールに渡りました。
その時、時代は1885年。
この数字はロイヤルセランゴール社の創業年に使われている年号になり、130年以上の歴史を持つ同社のはじまりになります。
クアラルンプールに到着後したYong Koonは、一足早くクアラルンプールに移り住んでいた兄たちと一緒に働きはじめ、線香やロウソク立てといった仏具のほか、家庭用品の製造に携わります。
ロイヤルセランゴールのはじまりと言えるお店がこちら。
クロスストリート(Cross Street)にオープンした記念すべき第一号店です。
当初は、現地の華人コミュニティのための製品を手がけていたYong Koonですが、時代の変化と共に、英国式などヨーロピアンスタイルのデザインを取り入れるようになりました。
ロイヤルセランゴールの事業はYong Koonの息子、そしてその孫たちに引き継がれ、現在ではYong Koonの曽孫にあたる4世代目も3代目一族と共に同社のビジネスを支えています。
創業者が築き上げた伝統を守りつつ、世界の博物館や著名デザイナーとのコラボなど、若い世代にアプローチするための革新的な試みやデザインにも挑戦し、進化を遂げています。
ちょっと面白いところでは、MARVEL(マーベル)とのコラボで作られている、アイアンマン、スパイダーマン、キャプテンアメリカなどの商品、スターウォーズシリーズやディズニーシリーズもあります。
マレーシアのクアラルンプールにあるロイヤルセランゴールビジターセンター(Royal Selangor Visitor Centre)。
ロイヤルセランゴールの本社であり、敷地内に工場のほか、見学用のビジターセンターがある広々とした空間です。
ロイヤルセランゴールビジターセンターは、入場料無料で見学することができます。
センターに到着したら、まずは受付カウンターに行きます。
こちらが受付カウンター。
スタッフの方が入場用のシールを腕に貼ってくれます。
また、ここで館内の概要やガイドの方法についての説明があります。
スタッフによる英語や中国語での無料ガイドのほか、セルフガイド(無料)があります。
セルフガイドはヘッドセット(イヤホン)を使った音声ガイドで、日本語にも対応しています。
セルフガイドを選択した場合、こちらのデバイスを首にぶら下げて使います。
この機械にヘッドセット(ヘッドホン)が接続されていて、館内にあるセンサーがデバイスに反応して自動でガイド用音声が流れるようになっています。
デバイスの液晶スクリーンの面が外側に向けられていないと、センサーが反応せずガイドの音声が流れなくなるので、見学中は液晶が外に向けられているようにしてください。
ビジターセンター内にあるセンサー。
ビジターセンター内にたくさん設置されています。
ビジターセンター内にあるセルフガイドポイントには、ヘッドホンのマークと番号がついています。
ガイド音声は基本的に自動再生されますが、同じ説明をもう一度聞きたいという時は、セルフガイドデバイスを使って、何度でも再生することができます。
受付でヘッドセットをもらって、各種説明を聞いたら、すぐ近くにあるエスカレーターを使って2階にアクセス。
ロイヤルセランゴールビジターセンターの入口。
2階建てになっていて、2階のフロアにはミュージアムエリアやサイエンスエリア、デモエリアがあり、1階のフロアには工場、ショールーム、カフェスペースがあります。
見所は「全部!」と言えるくらい、どの展示コーナーも非常に興味深いものがありますが、ここでは特におすすめのスポットをピックアップして紹介します。
ロイヤルセランゴールビジターセンターの屋外にあるこちらの大きなジョッキ(タンカード)。
1985年、ロイヤルセランゴール社の創立100周年を記念して制作されたもので、1987年に世界一の大型タンカードとしてギネスに登録されました。
ロイヤルセランゴールビジターセンターのフォトスポットになっています。
ロイヤルセランゴールビジターセンターの一番はじめにあるスペースがブランドの起源に関するコーナー。
ロイヤルセランゴールの創始者やブランドストーリーを学ぶことができます。
また、デンマークのErik Magnussenなど、世界的に著名なデザイナーとのコラボレーションの詳細についても学ぶことができる場になっています。
「玉和足錫(Yu He Zu Xi)」というこちらのマーク。
Yong Koonが手がけた初期のピューター製品につけられた極印(ホールマーク)です。
玉和(Yu He)はYong Koonが経営していたお店(ブランド)の名前を示し、足錫(Zu Xi)は 商品に使われている金属の純度の高さと品質の保証を意味します。
上記画像は、ビジターセンターに展示されている極印の変遷図になります。
「玉和足錫」からはじまり「MALAYAN PEWTER WORKS」、最終的に現在の「ROYAL SELANGOR」へと変遷しています。
MALAYA(マラヤ)→MALAYSIA(マレーシア)というマレーシアの国家としての歴史の変化も極印の変遷の中に見てとれますが、王室御用達を示す「ROYAL(ロイヤル)」の文字が刻みこまれるようになったところも重要なポイントです。
1979年、Selangor(スランゴール)州の君主であるSultan(スルタン)の公認を受け、王室御用達となり、1992年に社名をロイヤルスランゴールに変更しています。
職人魂溢れるYong Koonが立ち上げた小さなお店が王室御用達ブランドにまでなるという、成功の軌跡を見ることができます。
ミュージアムエリアにある、幸運の茶壺(ラッキーティーポット)と呼ばれるこちらのメロン型の茶壺。
第二次世界大戦中に起こったある出来事が幸運の茶壺と呼ばれる由来になっています。
食料不足に陥っていた戦時中。
ある村人が倉庫の中で食べ物を探している際、床に置いてあったYong Koonの茶壺がたまたま目に入りました。
茶壺を手に取ろうとかがんだ瞬間、村人の頭上を銃弾が飛び、茶壺によって被弾を避けることができたという出来事があったそうです。
村人の命の危機を救ったことから「幸運の茶壺」と呼ばれるようになったという言い伝えがあります。
幸運の茶壺には実際にYong Koonが作ったことを証明する「玉和足錫」の極印が押されています。
メロン型ティーポットはレプリカ版としてロイヤルセランゴールのショップで購入することができます。
小さいポットでRM1,190、大きいサイズになるとRM2,000以上します。
ノスタルジックなデザインが人気で、とてもかわいいティーポットです。
7,062個のタンカードを使って作られた、高さ9.1mのペトロナスツインタワー。
実物のタワーはこれの50倍もの高さがありますが、ロイヤルセランゴールビジターセンター内にあるツインタワーも壮観です。
「Sn+Sb+Cu=pewter」はピューターの構成成分を示しています。
Sn(錫)を主成分に、 Sb(アンチモン)と Cu(銅)を合成して作られた合金がピューター(pewter)になります。
サイエンスエリアには巨大な天秤があります。
実際にこの天秤に乗ることができます。
ミュージアムコレクションは世界の有名な博物館とロイヤルセランゴールのパートナーシップにより作られたシリーズです。
V&A(Victoria & Albert Museum)、The British Museum、國立故宮博物院などにあるコレクションに、デザイナーたちがインスピレーションを得て作られた作品になっています。
國立故宮博物院のカリグラフィーがデザインモチーフになった茶筒や茶壺。
凍頂烏龍、東方美人、龍井など、お茶の名前がデザインされています。
こちらはIslamic Arts Museum Malaysia(マレーシア イスラム博物館)コレクションで、イスラムの建築物に見られるドームやミナレット(尖塔)がデザインモチーフになっています。
2階にあるミュージアムエリアやサイエンスエリアを抜けた奥にある工場見学エリア。
2階にはデモエリア、1階には工場があります。
工場見学エリアに行くと、ピューター製の容器に入った無料のドリンクで出迎えてくれます。
通常は100プラスを提供しています。
デモエリアではピューター制作のプロセスである鋳造、研磨のほか、ハンマーで叩く工程などを職人さんが実演してくれます。
こちらはキャスティング(鋳造)のデモンストレーション。
ピューターの融点が250度であることから、鋳造温度も250度という高温になっています。
デモエリアにはロイヤルセランゴールの商品がいくつか置いてあり、実際に手にとって見ることができます。
職人さんたちの技術に感嘆せずにはいられない、そのくらい素晴らしいものばかりです。
デモエリアにある階段を使って下に降りると、そこに工場があります。
ここで工場見学が終了となり、工場に隣接したショールームエリアでヘッドセットが回収される形になっています。
中央にあるカウンターに回収スポットがありますが、ショールームに入るとスタッフの方が声をかけて回収してくれます。
また、工場ではワークショップが実施されていますが、こちらは有料で予約が必要になります。
工場見学の後はショッピングタイム!ということで、ショールームでじっくりとロイヤルセランゴール商品を見ながらお買い物ができます。
ほんの一部の商品ですが、割引されているものもあります。
ヨーロピアンスタイル、オリエンタルスタイルなど、非常にたくさんの商品があります。
デザインが美しく、芸術品として見ているだけでも楽しい時間を過ごすことができます。
ComynsやSELBERANのショールームもあります。
ロイヤルセランゴールビジターセンター内にはカフェがあります。
広々としたテーブル席。
入口付近にはこんな座席もあります。
カフェで使われているアイテムの中には、ピューターが使われているものがあります。
コーヒー類の味はイマイチ…と感じていますが、日替わりランチはおすすめです。
住所:4, Jalan Usahawan 6, Setapak Jaya, 53300 Kuala Lumpur
営業時間は9時〜17時。
最寄駅はLRT(Kelana Jaya線)のWangsa Maju駅になりますが、駅からロイヤルセランゴールビジターセンターまでは車で5分ほどの距離があります。
歩くと20分以上かかるので、徒歩でのアクセスはおすすめしません。
ロイヤルセランゴールビジターセンターはKLCCエリアから車で約20分ほどの距離にあるため、配車アプリのGrabを利用して直行する方法が一番おすすめです。
ビジターセンター内の見学は1時間もあれば十分です。
クアラルンプール中心部に滞在すると仮定して、移動時間を含め2時間程度確保しておくと良いかと思います。
ロイヤルセランゴールビジターセンターから北西の方向に車で20分ほどの距離に、バトゥ洞窟があります。
バトゥ洞窟観光は気温が上がる日中よりも、比較的涼しい朝の方が体力的に楽なので、朝の早い時間帯にバトゥ洞窟に行き、その後に車でロイヤルセランゴールにアクセスして観光するというコースもおすすめです。
ロイヤルセランゴールビジターセンターに行く時間がなく、商品だけ購入したいという場合は、主要スポットにある直営店でお買い物する方法があります。
たくさんの店舗がありますが、旅行者の方に便利な店舗をピックアップして紹介します。
住所:Lot 3.11.00, Level 3 Pavilion Shopping Mall 168, Kuala Lumpur
最寄駅はMRTやモノレールのBukit Bintang駅になります。
パビリオンにはKLCCエリアからも徒歩でアクセス可能です。
住所:118B, Level 1,Ramlee Mall, Suria KLCC Kuala Lumpur City Centre, Kuala Lumpur
最寄駅はLRT(Kelana Jaya線)のKLCC駅です。
ペトロナスツインタワー観光の後に立ち寄ることができる便利な店舗になります。
Mid Valley(ミッドバレー)周辺に滞在する方にはThe Gardens Mall(ザ・ガーデンズモール)にある店舗が便利です。
The Gardens MallはMid Valley Megamall(ミッドバレーメガモール)と繋がっています。
住所:Lingkaran Syed Putra, Mid Valley City, 59200 Kuala Lumpur
最寄駅はAbdullah Hukum駅またはMid Valley駅。
住所:3A-G-1, Straits Quay, Jalan Seri Tanjung Pinang, Penang
ペナンのStraits Quay(ストレーツ・キー)にある店舗には、ビジターセンターが併設されています。
ただし、クアラルンプールのビジターセンターのように工場はなく、規模も小さめです。
センター内を見学したい時はスタッフの方に申し出ると案内してくれますが、クアラルンプールにあるビジターセンターの方が断然おすすめです。
ロイヤルセランゴールビジターセンターは入場料無料でありながら、施設や展示内容が非常に充実している素敵な場所です。
…こんな様々な形で利用できる場所であり、観光とお買い物を一度に楽しむことができます。
クアラルンプールを訪れる時は、是非ロイヤルセランゴールビジターセンターに足を運んでみてください。
以上、ロイヤルセランゴールとそのビジターセンターについての紹介でした!
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海外在住歴10年以上。留学、海外インターンシップ、海外勤務で欧米やアジアなど数カ国に在住。台湾在住を経て、現在はマレーシアでの生活をメインにしています。
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