クアラルンプール国際空港でターミナル間の移動が必要な時。

どんな移動方法がある?内部移動はできる?
こんな疑問が頭に浮かぶと思います。
この記事ではクアラルンプール国際空港のターミナル1⇄ターミナル2の移動方法について紹介します。
- 2025年現在、ターミナル間内部移動はできず、一旦外に出て移動する必要がある
- 2026年半ばまでにターミナル間内部移動を実現する計画あり
クアラルンプール国際空港ターミナルは内部移動できない?

空港によって、ターミナル間の移動が内部からできるケースとできないケースがありますが、クアラルンプール国際空港については、2025年時点で内部移動はできません。
そのため、ターミナル1からターミナル2へ移動する時、またはターミナル2からターミナル1へ移動する時は、一旦外に出て、シャトルバスや電車などで移動する形になります。
どんな時にターミナル移動が必要になる?
例えば、ANA、JAL、マレーシア航空を利用して日本からクアラルンプールに行き、そこからエアアジアに乗り換える場合。
ANA、JAL、マレーシア航空が到着するのはクアラルンプール国際空港ターミナル1になるので、入国審査を受けて手荷物を受け取ってから、ターミナル2に移動してエアアジアのカウンターでチェックインの手続きをする必要があります。
ターミナル1とターミナル2の移動手段

- シャトルバス
- KLIAトランジット
- Grab/タクシー
基本的には①のシャトルバス、②のKLIAトランジットを使う形が一般的です。
シャトルバス

- T1→T2(約10分)
- T2→T1(約20分)
ターミナル1↔︎ターミナル2を無料で移動したい時はシャトルバスの利用をおすすめします。
各ターミナルから15分ごとの間隔で運行していて、24時間利用可能です。
ターミナル1はLevel 1のDoor4、ターミナル2はgateway@klia2 Level 1のトランスポーテーションハブBay A10からシャトルバスに乗車できます。

KLIAトランジット

- 約4分
KLIAトランジット(電車)を利用する場合、ターミナル1↔︎ターミナル2の乗車時間はわずか4分。
運賃は片道RM2です。
KLIAトランジットは朝早くから深夜まで運行しているものの、24時間ではない点に留意してください。
ターミナル1はLevel 1、ターミナル2はgateway@klia2 Level 2からKLIAトランジットに乗車できます。


Grab(グラブ)

- 約10分
荷物がたくさんあってターミナル間の移動に車を使いたい時はGrab(グラブ)を使う方法があります。
ターミナル1はLevel 1のDoor 3またはDoor4、ターミナル2はLevel 1のDoor 5がグラブのピックアップポイントになっています。

今後の展望(2026年にはターミナル間の内部移動が可能になる予定)
2025年8月28日、クアラルンプール国際空港のターミナル1とターミナル2を内部移動できるようにする計画があるというマレーシア政府の発表がありました。
ITT(インターターミナルトランスファー)システムの改善という形で関係各所と話し合いが進んでいる案件で、ターミナル間のオペレーションを統合することで、人の動きだけではなく、特に手荷物の動線を改善することが焦点になっています。
これが実現すれば、クアラルンプール国際空港の異なるターミナルで乗り継ぎがある際に、機内に預け入れた手荷物を途中でピックアップせずにターミナル間を内部移動して乗り継ぎができるようになる予定です。
システム改善には少なくとも6ヶ月から9ヶ月かかると言われていて、2026年の半ばの実行が計画されています。
ターミナル1⇄ターミナル2はどの移動方法がおすすめ?
ITTシステムが改善される予定の2026年はターミナル内部での新しい移動方法ができるかもしれませんが、現状はシャトルバスまたはKLIAトランジット利用がおすすめです。
無料で移動したい時はシャトルバス利用一択ですが、乗車時間が短いKLIAトランジットの利用も便利です。






