東南アジアで広く使われているGrab(グラブ)。
Grabの支払いにクレジットカードを登録する人が多いと思いますが、クレカよりもWiseデビットカードを登録する方が実はお得であることを知っていますか?
この記事ではGrabアプリにWiseデビットカード登録をおすすめする理由と登録方法について紹介します。
GrabアプリにクレジットカードではなくWiseデビットカードを登録すべき理由
マレーシアを訪れる旅行者だけではなく、マレーシア在住者にとっても、Wiseデビットカードの方がお得です。
クレカ利用するとGrabPay Walletチャージに手数料がかかる
GrabPayチャージ方法 | 手数料 |
---|---|
GX Account | 無料 |
デビットカード | 無料 |
銀行振込 | 無料 |
Maybank Grab Mastercard Platinum Credit Card | 無料 |
クレジットカード | 1% |
GrabPayチャージ方法 | 手数料 |
---|---|
GX Account | 無料 |
デビットカード | 無料 |
銀行振込 | 無料 |
Maybank Grab Mastercard Platinum Credit Card | 無料 |
クレジットカード | 1% |
2024年9月からクレジットカードを使ったGrabPay Walletへのチャージに1%の手数料がかかるようになりました。
正確には、Grabの株主であるMaybankのクレカであるMaybank Grab Mastercard Platinum Credit Cardを除き、全てのクレジットカードに手数料1%が課せられます。

ただ、デビットカードや銀行振込に関しては、現在も手数料はかかりません。

上記画像はGrabアプリのトップアップでカードを選択した時の画面です。
Wiseデビットカードとマレーシアで発行したクレジットカードをGrabPayに登録しているのですが、1つ(Wiseデビットカード)は手数料無料、もう1つ(クレジットカード)は1%の費用になっています。
マレーシア在住者の場合、現地で発行したクレジットカードをGrabPayに登録しているケースが多いと思いますが、手数料がかかるのを避けたい場合はデビットカードや銀行振込にする方がお得です。
これはTouch n Go eWalletも同じで、2024年2月からクレカを使ったチャージに1%の手数料がかかるようになっています。
Touch ‘n Go eWalletにトップアップする時も現在はクレカを使うよりデビットカードを使う方がお得です。

海外で発行したクレカには海外利用手数料がかかる
マレーシアを訪れる旅行者も、現地でGrabを使うことが非常に多いと思います。
例えば、日本で発行したクレジットカードをGrabに登録して支払いに使う形が多いと思いますが、マレーシアでGrab利用すると当然ながら海外利用になるため、海外事務手数料などの諸手数料がかかります。
具体的には、
- 国際ブランドごとに定められた基準レート
- カード会社ごとに定められた海外事務手数料
…という2つの手数料がかかります。
海外事務手数料はカード会社によって異なり、良心的な手数料から割と高いなと感じる手数料まで様々です。
ちなみに、三井住友カードの場合、VISAもマスターカードも3.63%の事務手数料がかかります。(2025年3月時点)
マレーシア在住者もマレーシア以外の海外で利用するならクレカ手数料がかかる
普段マレーシアで暮らし、現地で発行したクレカを登録してGrabを利用している場合、マレーシア国内では手数料がかからなくても、マレーシア以外の国でGrabを利用する時は海外利用になりクレカの諸手数料がかかります。
よりお得なレート+海外事務手数料なしで利用できるのがWiseデビットカードです。
WiseをGrabアプリに登録すべきメリット
- 海外事務手数料がかからない
- お得な為替レートが適用
…というメリットがあります。
海外事務手数料がかからないだけでもかなりお得ですが、Wiseでは“本当の為替レート”と呼ばれるミッドマーケットレートを採用しているため、両替レートが良いところもポイントです。
実際にマレーシアでトップクラスにレートの良い両替商とWiseのレートを比較してみたことがありますが、ほぼ同じ水準だったので、Wiseの交換レートは良いと言えます。

以上の理由から、旅行者も在住者もGrabに登録するならクレジットカードよりもWiseデビットカードの方がお得だと言えます。
グラブにワイズデビットカードを登録する方法
GrabにWiseデビットカードを登録する方法は簡単です。

まずはGrabアプリを開きます。
右上にある人の形をしたアイコンをクリック。

マイページに飛ぶので横にスライドします。

All payment methodsをクリック。

Add methodsでCardsを選択。

カメラが立ち上がるのでカードをスキャンします。
カード情報は手入力もできるので、好きな方を選んでください。

カードをスキャンすると、自動的にカード番号と有効期限を読み取ってくれます。
あとはカードに記載されているCVVを入力します。

Wiseカードをデフォルトカードに設定したい時はSet as default methodをオンにします。
カード詳細に間違いがなければ、継続するボタンを押します。

カードの有効性を確認するために、Grabが少額(RM1)をチャージしてくるので、この支払いを承認します。
Wiseからメッセージが届くので、ここでWiseアプリを開きます。

Wiseアプリを立ち上げると、「この決済を承認しますか?」というメッセージが表示されるので、「Approve」をタップ。

これでWiseデビットカードがGrabアプリに登録されました。

Grabの支払い方法を確認してみると、Wiseカードが追加されています。

なお、カード有効性確認のために課されたRM1は返金されるようになっています。

少し時間が経つと、「1MYRの支払いがキャンセルされました」というメッセージが届きます。
実際には支払いの承認をしてから、1分後くらいにキャンセルの連絡がありました。

Wiseアプリを見てみると、キャンセルの内容が記載されています。

きちんと返金されています。
まとめ:GrabにはWise利用がおすすめ!
Wiseアカウントの残高が完全ゼロだとカード有効性の確認ができず、Wiseデビットカードの登録ができないかもしれないので、Wiseアカウントに入金してから手続きをしてみてください。
また、リンギット口座に残高がなくても、Wiseマルチカレンシー口座の他の通貨に残高があればWiseが自動両替して引き落としができるので、カード有効性の確認には問題ありません。(実際に試してみました)
Wiseデビットカードがあると、現地での買い物やATMで現地通貨の引き出しにも使えるので、Grabを利用する利用しないに関わらず、1枚カードを持っているとすごく便利です。
以上、GrabアプリにWiseデビットカードを登録することのメリットと登録方法についての紹介でした!



