50通貨以上の支払いや出金に使えるデビットカードの取り扱いを開始したWise(ワイズ)。
この記事では、海外在住(マレーシア)という立場でWiseのデビットカードを発行してみた体験を共有、手続き方法とそのプロセス詳細について紹介します。
Wiseデビットカードが取得できる国は?
Wiseのデビットカードが取得できる国&地域は、
- ヨーロッパ諸国
- オーストラリア
- ニュージーランド
- シンガポール
- マレーシア
- 日本
- フィリピン
- アメリカ
- カナダ
- ブラジル
…になります。(2024年10月時点)
これらの国に在住している人であれば、Wiseのデビットカードを発行することができます。
海外からWiseデビットカードに申し込む方法
日本から申し込む場合は、本人確認書類にマイナンバーカードが必要になりますが、海外在住の場合は、マイナンバーカードなしで申し込み可能です。
アカウントを開設
Wiseをはじめて利用する場合、Wise公式サイトにアクセスし、会員登録してアカウントを開設します。
会員登録時に、「最初の通貨の残高を追加してください」という一文が表示されますが、残高の追加は後から可能なので、この時点で入金の必要はありません。
「カード」をタップ
カードの注文はWiseアプリ経由が簡単なので、アプリを使ったカード注文方法について紹介します。
まず、Wiseアプリの「カード」タブを選択し、「デビットカードを注文する」をタップ。
個人情報を入力
個人情報を入力します。
居住国や住所まで入力し、「確認する」ボタンをタップ。
カードの種類を選択
カードの種類を選択します。
ここではデビットカードを入手することが目的であるため、「実際のカード」を選択します。
注文を確定
「通常のカードを注文する」のボタンをタップ。
カードの注文には、
- カード発送先の住所入力
- PIN(暗証番号)の設定
- 本人確認手続き
- カード発行手数料の支払い
…が必要になります。
手続きを進める場合は、「続行」ボタンをタップ。
配送オプションを選択
カードの郵送には、
- 標準郵便サービス(無料)
- 速達(有料)
…のいずれかを選ぶことができます。
速達を利用するとカードが数日で届きますが、特に急ぎでない場合は標準郵送サービスを選べばOK<です。
カードのPINを設定
カードのPIN(暗証番号)を設定します。
本人確認を行う【海外在住者はパスポートでOK】
海外在住の場合、本人確認にマイナンバーカードは必要なく、パスポートが使えます。
本人確認書類を撮影し、続いてセルフィーで自分の顔を撮影し、本人確認手続きを進めます。
Wise公式サイトには、海外在住を証明することの書類提出が必要と記載されていましたが、マレーシア在住の私はパスポートとセルフィーだけで手続きが完了しました。(もしかしたら在住国によって異なるかもしれません)
カードの発行手数料を支払う
デビットカードの発行代金を支払います。
支払い方法はオンラインバンキングやクレジットカードなどがあるので、好きな方法を選ぶことができます。
これで手続きが完了です。
アプリにカード到着予定日が表示されているので、あとはカードが届くのを待つだけです。
本人確認のやり直しについて
本人確認のプロセスで、自分の顔を撮影する時に、手で持っていたスマホがぶれたり、顔をしっかり近づけていなかったことから、「やり直し」になりました。
「本人確認ができない!」と焦ったものの、あとから落ち着いて撮影したら、無事に本人確認OKになりました。
本人確認に失敗した場合でも、焦らずやり直しをしてみてください。
デビットカードの新規発行料金はいくら?
マレーシアで発行手続きを行った場合、デビットカードの新規発行料金はRM13.70。(2023年8月時点)
発行時のレートで日本円にして400円ちょっというイメージです。
日本でWiseのデビットカードを新規発行すると1,200円かかります。
カードの郵送はどれくらいかかる?
発行する国&地域によって、郵送にかかる日数が異なります。
マレーシアでは「14営業日以内に配送」となっていて、実際のところ14営業日以前に到着しました。
手渡しではなく自宅のポストに投函されていました
ちなみに、マレーシアで受け取ったWiseデビットカードは、シンガポールから発送されていて、シンガポール在住の人はもっと早く受け取ることができます。(Wise公式サイトの情報によると3営業日以内)
カード有効化の手続き
デビットカードが届いたあとは、有効化の手続きをする必要があります。
有効化の方法は国・地域ごとに多少異なりますが、マレーシアではPINを使った決済で有効化が完了します。
デビットカードが郵送された時の台紙に、”Pay with chip and PIN first, to activate spending in stores.”と記載されているように、お店でデビットカードを使い、支払いする時に暗証番号を入力すれば、有効化できるということになります。
初回はPINを使っての支払いになりますが、有効化したあとはタッチ決済も利用できるようになるので便利です。
マレーシアの銀行口座から、Wiseのリンギット口座への入金(チャージ)も簡単で、「資金をチャージする」をタップし、必要事項を入力すると瞬時に反映されます。
Wiseでは複数の通貨の口座を保有できるマルチカレンシー口座が利用できるので、為替の動向を見て両替したり、色々な使い方ができます。
結論:海外在住者の本人確認&カード取得は想像以上に簡単だった!
「Wiseのデビットカードに興味があるけど、海外から申し込みできるかな…」
…と不安に感じることがあるかもしれませんが、手続き自体は非常に簡単で、カード到着までスムーズです。
また、日本語対応しているので、申し込みもアプリの利用も非常に分かりやすいです。
以上、海外からWiseデビットカードに申し込む方法とアクティベーションの方法についての紹介でした!