クアラルンプールの繁華街、Bukit Bintang(ブキッビンタン)。
この記事では、ブキッビンタンの見所とおすすめスポットなどの観光情報を地図つきで紹介します。
Bukit Bintangとは?
ブキッビンタンには、
- ショッピングモール
- アロー通り(夜市)
- パブやバー
…などがあることで有名で、基本的には買い物と飲食、そしてナイトライフを楽しむ場所になります。
ブキッビンタンの意味は?
Bukit Bintangはマレー語で、
- Bukit=丘
- Bintang=星
…を意味します。
直訳すると星の丘。
Bukit Bintangは、かわいらしい意味を持つ言葉になります。
Bukit Bintangの歴史
ブキッビンタンは、マレーシアの実業家であり富豪として有名な、故・楊忠禮(Yeoh Tiong Lay/ヨー・ティオンレイ)氏の提唱により再開発が進められたエリアになります。
楊忠禮氏率いるYTL Corporationがデベロッパーとなり、1980年代に一連の開発事業が行われ、Lot10などが誕生しました。
1990年にオープンしたLot10は、YTLコーポレーションが所有するショッピングモールになります。
地図で見るブキッビンタンの観光スポット

ショッピングモールのパビリオンがブキッビンタンのアイコンで、その前にあるJalan Bukit Bintangが、このエリアのメインストリートになります。
濃い緑はMRTの駅、薄緑はモノレールの駅です。
上記イメージマップの黄色で色づけしている箇所は、全てショッピングモールになり、
- パビリオン
- スターヒル
- ファーレンハイト88
- Lot10/伊勢丹
- スンガイワンプラザ
- プラザロウヤット
- ベルジャヤタイムズスクエア
…があります。
さらに、ベルジャヤタイムズスクエアの奥には、ららぽーとBBCC(ブキッビンタンシティセンター)が位置しています。

Imbi(インビ)に非常に近い場所にあるブキッビンタン。
スターヒルの裏側にある通りがJalan Imbi(ジャランインビ)で、Jalan Imbi以降のエリアはインビになります。
上記画像はJalan Imbiから見える風景で、高いビルはTRX(Tun Razak Exchange)。
TRXは新しい金融街として開発が進められているエリアで、The Exchange TRXはクアラルンプールの新しいお買い物スポットとして注目を集めています。

ブキッビンタンで何する?観光スポット情報
ショッピングスポットが多いブキッビンタンは、基本的に買い物を楽しむ場所になります。
ここでは、代表的なショッピングモールを中心に、ブキッビンタンの観光情報のポイントを紹介します。
パビリオンKL

マレーシア随一のショッピングスポットのパビリオン(Pavilion KL)。
ブキッビンタン観光のハイライトとなるものがパビリオンKLで、ここだけで十分というくらいショップが充実している場所です。

パビリオン前にある噴水。
多くの人が行き交う賑わいのあるエリアになります。

ファーレンハイト88

ユニクロやCharles & Keith(チャールズアンドキース)などがテナントとして入っているファーレンハイト88(fahrenhei 88)。
テナントの種類や充実度はパビリオンと比較して見劣るため、ふらっと立ち寄るくらいが良いかもしれません。
なお、ファーレンハイト88とパビリオンは地下通路で繋がっていて、地上に出ることなく地下からアクセスすることも可能です。
Lot10

Lot10と伊勢丹。
Lot10にはドンキがあるほか、地下には有名なフードコートがあります。

Lot10はモノレールやMRTのBukit Bintang駅と非常に近い場所にあり、モノレールの駅とは連絡通路のブリッジで繋がっています。

スターヒル

パビリオンKLができる前は、ブキッビンタン随一のショッピングモールだったスターヒル(The Starhill)。
英語のStarhillは星の丘という意味で、Bukit Bintangを英語にしたものになります。
スターヒルのなかには、各種アパレル店や飲食店のほか、ホテルのJWマリオットが入っています。
2022年12月、スターヒルに誠品書店が東南アジア第1号店をオープンしたことで話題になりました。
また、スターヒルのなかにあるBean Brothersは美味しいコーヒーをお手頃価格で楽しめるカフェで、休憩したい時におすすめのスポットです。

プラザロウヤット

電子機器をはじめとするIT関連のお店がたくさんあるプラザロウヤット(Plaza Low Yat)。
アロー通り(夜市)

クアラルンプールで最も有名な夜市があるジャランアロー(Jalan Alor)。
昼間は閑散としていますが夜になると賑わいをみせます。

チャンカットブキッビンタン

アロー通りのすぐ近くにあるチャンカット ブキッビンタン(Changkat Bukit Bintang)。

パブやバーなどが多い場所で、夜は非常に賑やかです。

また、チャンカットブキッビンタンには、マッサージ店が多いエリアでもあります。
アロー通り寄りのチャンカットブキッビンタンにマッサージ店が軒を連ねています。
テンカットトンシン
アロー通りの近くにあるテンカットトンシン(Tengkat Tong Shin)という通りには、昔ながらのコピティアムがあります。
アロー通りにあるお店は夜から営業を開始する店舗が多いものの、Tengkat Tong Shinにあるお店は朝から昼にかけて営業しているお店が多いので、朝ごはんやランチを食べたい時に利用できます。

甘發茶樓(Kam Fatt Restaurant)は、一般的なコピティアムよりも少しだけおしゃれになったお店で、カレーラクサやアッサムラクサ、カヤトーストなどのローカルフードを提供しています。
ストリートアート

Changkat Bukit Bintang(チャンカットブキッビンタン)から、奥に入った路地裏に広がるストリートアート。

ただ、路地裏のやや小汚いところにあるので、時間をかけてアート観賞するような場所ではなく、パパッと通り過ぎる程度になります。
ペナンにあるような見応えのあるストリートアートではないので注意してください。
ベルジャヤ タイムズ スクエア

モノレールのImbi駅のすぐ近くにあるベルジャヤ タイムズ スクエア(Berjaya Times Square)。
ベルジャヤタイムズスクエアのなかには、屋内アミューズメントパークがあることで有名です。
ららポートBBCC

Bukit Bintangエリアの端にある、ららぽーとBBCC。
ららぽーとBBCCは、ブキッビンタンエリアの端にあり、最寄駅はHang Tuah駅になります。
BBCCのららぽーとは日本のららぽーとのような賑わいがなく、やや閑散としている場所なので、買い物をするなら、パビリオンかThe Exchange TRXに足を運ぶことをおすすめします。
ブキッビンタンへの行き方(アクセス方法)
モノレールまたはMRTのBukit Bintang駅が最寄駅になります。
モノレール

こちらはモノレールのBukit Bintang駅。

モノレールはこのように街中を走っています。
MRT

こちらはMRTのBukit Bintang駅の出口。

MRTの出口はいくつかあり、目的地に応じて出口を使い分けると便利です。
例えば、Lot10に行くならD出口、アロー通りに行くならA出口の利用が便利です。
KLCCエリアからブキッビンタンにアクセスする場合
KLCCエリアからウォークウェイを使って、ブキッビンタンに徒歩でアクセスすることもできます。
KLCC側はコンベンションセンター付近、ブキッビンタン側はパビリオンのLevel 3からウォークウェイを利用することができます。

クアラルンプール随一の繁華街のブキッビンタン
多くの観光客が集まるBukit Bintang(ブキッビンタン)。
パビリオンで買い物や食事を楽しんだり、アロー通りに繰り出して夜市のお店をのぞいてみたり、色々な楽しみ方ができる場所です。

