ボルネオ島にあるマレーシア・サバ州への旅行を計画している時に、
サバ州ってどんな場所?旅行中に注意することはある?
…といった疑問が湧いてくるかもしれません。
この記事ではコタキナバルのトラベルガイドについて紹介します。
マレーシア・サバ州の概要
ボルネオ島北部にあるサバ州。
ボルネオ島のマレーシア領には、サバ州とサラワク州の2州があります。
ボルネオ島について
マレーシア領、インドネシア領、ブルネイ領で構成されるボルネオ島。
ボルネオ島上部にあるのがマレーシア領のサラワク州とサバ州、これらの2州に挟まれる形でブルネイが位置し、残りはインドネシア領になります。
なお、インドネシアではボルネオ島のことをカリマンタン(Kalimantan)と呼んでいます。
州都のコタキナバル
サバ州の州都はKota Kinabalu(コタキナバル)。
マレーシアでは、Kota Kinabaluの頭文字をとって、KK(ケーケー)と呼ぶことが一般的です。
原住民が多い
原住民が多いボルネオ島。
様々な原住民が存在していますが、カダザン・ドゥスン族がサバ州最大の原住民グループになります。
マレー半島側とは異なるユニークな文化
1963年9月16日、マラヤ連邦、北ボルネオ、サラワク、シンガポールがマレーシア連邦を結成。
これが北ボルネオがイギリスから独立しマレーシア連邦のサバ州となった日であり、過去の歴史からサバ州とサラワク州にはマレー半島側とは異なるユニークな文化があり州独自の自治権を持っています。
独自の出入境管理
独自の自治権を持つことの一例が出入境管理。
空港の出入境管理はサバ州民とそれ以外の2つに区別していて、マレー半島から来たマレーシア人などサバ州民以外のマレーシア人にも入境の際にICカードまたはパスポートの提示を求めているほか、ビザなしでの滞在日数に制限を設けています。
つまり、サバ州民以外のマレーシア人も外国人と同じ入境管理カウンターを利用する形なっていて、”外国”のような場所になっています。
マレー半島側で入国審査を受けた外国人も、サバ州に入境する時はパスポートにスタンプを押してもらう必要があります。
例えば、日本からクアラルンプールを経由しコタキナバルに遊びに行く場合、クアラルンプール到着時にイミグレで入国審査+コタキナバル到着時に入境審査を受ける形になります。
アクセス方法
日本からは、マレーシア航空、日本航空、全日本航空、エアアジアなどでアクセスできます。
フライト情報は以下の記事にまとめています。
サバ州旅行で注意すること(治安情報)
外務省の海外安全情報に注意
テロや誘拐などその危険度の高さから、サバ州の東海岸は治安面で注意が必要です。
特にサンダカンやセンポルナ、シパダン島やマブール島などの島々への渡航には、外務省から渡航中止勧告などの注意情報が出されていることが多いです。
スリに注意
コタキナバルは比較的安全で、私自身はコタキナバル観光で特に危ないと感じる場面は経験したことがありません。
ただ、コタキナバルのホテルスタッフの人には、スリに注意するように言われました。
特に観光客が集まるフィリピーノマーケットやKKウォーターフロントでは、スリが発生することがあり、人が多い場所では貴重品の管理に気をつけてください。
スマホを渡して写真撮影をお願いすると、そのままスマホを持って逃走してしまうケースもあると聞いたので(特にKKウォーターフロント)、お酒を飲んだ時に気を抜かない、スマホやお財布など盗まれて困るものはしっかり管理することを注意してください。
ホテル情報
高級ホテルから格安ホテルまで、様々なホテルがコタキナバル市内にあります。
ハイシーズンは宿泊料金が高騰するものの、高級ホテルでも一部を除いて、割と手頃な料金のホテルが多いです。
交通情報
基本的に車移動になります。
コタキナバル市内の移動はGrab、郊外に行く時はオプショナルツアー利用や車の貸切チャーターをおすすめします。
買い物情報
コタキナバルには味のある古いショッピングモールもたくさんありますが、綺麗なショッピングモールは、Suria Sabah(スリアサバ)とImago Shopping Mall(イマゴショッピングモール)。
ショッピングモール内にあるスーパーは、サバティーをはじめとするちょっとした食べ物のお土産を買う時に便利なスポットです。
また、プチプラの雑貨やドライシーフードなどの土産品を買うなら、夜市やハンディクラフトマーケットがあるAnjung Kinabalu周辺もおすすめです。
サバ州は何が有名?
- 海が島々
- シーフード
- キナバル山
- キナバル自然公園
- 原住民の文化
- テングザル
…が有名です。
テングザルはボルネオ島のマングローブなどに分布する動物で、テングザルを見るツアーはサバ州の人気アトラクションになっています。
- 海野アクティビティ
- 山のアクティビティ
- 原住民の文化を学ぶアクティビティ
- マングローブのアクティビティ
…を柱にして、観光を楽しむとコタキナバルの滞在を満喫できます。
以上、コタキナバルのトラベルガイドについての紹介でした!