食欲をそそるスパイスがたっぷり使われたインド料理。
マレーシアでは南インド料理を中心に、様々なインド系料理を楽しむことができます。
この記事では、クアラルンプールで食べるべきインド系料理について紹介します。
マレーシアのインド系料理の特徴
はじめに、マレーシアのインド料理の特徴について簡単に紹介します。
南インド料理がメイン
Tamil Nadu州など、インド南部をルーツに持つ人が多いマレーシアのインド系コミュニティ。
インド北西部のPunjabをルーツとするPunjabi系の人々もいますが、タミル系の人が多数を占めることから、南インド料理が充実しているという特徴があります。
Mamak(ママッ)グルメが充実している
マレーシアには、ヒンドゥー教を信仰するインド系の人々だけではなく、Mamak(ママッ)と呼ばれるインド系イスラム教徒も多く、これらの人々が経営するお店はMamak Stall(ママッストール)と呼ばれ、Mamak料理が充実していることもマレーシアグルメの大きな特徴です。
また、イスラム教徒であるMamakの料理はハラールになります。
クアラルンプールで食べるべきインド系グルメ
たくさんのインド系料理がありますが、ここではおすすめのグルメをピックアップして紹介します。
ヒンドゥー教の人々のインド料理とイスラム教徒のMamakの料理は、宗教面の違いもあり、本来は異なるジャンルになりますが、ここではインド系料理としてまとめています。
Roti Canai
Mamakグルメを代表するRoti Canai。
おすすめは、バナナ入りのRoti Pisang(ロティピサン)。
Roti Canaiを食べる時は、コンデンスミルク入りミルクティーのTeh Tarik(テータレッ)を一緒に注文する形がおすすめです。
Roti Canai+Teh Tarikの組み合わせはMamak Stallの定番で、最強のコンビネーションです。
また、三角錐の形状をしたRoti Tissue(ロティティッシュ)も面白い食べ物で、旅行者に人気のロティの1つです。
Tandoori Chicken
スパイスとヨーグルトで下味をつけた鶏肉をタンドール窯で焼き上げるタンドリーチキン。
スパイスの旨味と鶏肉の香ばしさを堪能することができる一品です。
Naan
日本でもおなじみのナン。
インド料理のレストランでも、Mamakのお店でも提供されている定番のパンです。
プレーンナンのほか、チーズナン、ガーリックバターナンなどのバリエーションも定番です。
ガッツリ食べたい時は、チーズナンがおすすめです。
ナンとタンドリーチキンの組み合わせも定番です。
最高に美味しいので、ぜひ食べてみてください。
Thosai(Dosa)
クレープのような薄い生地のThosai。
英語でDosa(ドーサ)と呼ぶこともありますが、マレーシアではタミル語でThosai(トーセイ)と呼んでいます。
米と豆をすりつぶした生地のベースを発酵させて作られるため、ほのかな発酵臭がする料理です。
はじめて食べると発酵臭が気になることがあるかもしれませんが、慣れてしまうと美味しく感じます。
特におすすめのドーサは、Masala Dosa。
Maggi Goreng
インスタント麺を焼きそばのように炒めて作るMaggi Goreng(マギーゴレン)。
Maggi GorengはMamak Stallの定番料理です。
ジャンク感がクセになる料理で、夜遅くに夜食として食べると非常に美味しく感じます。
Maggiというブランドが、インスタント麺の代名詞のようになっていることから、Maggi Gorengと呼ばれていますが、IndomieやMie Sedaapなどのインスタント麺も使われています。
Banana Leaf Rice
南インド料理のバナナリーフライス。
バナナの葉の上にご飯やおかずをのせ、カレーをかけて食べる料理で、マレーシアで広く食べられている定番のインド料理です。
バナナリーフが美味しいお店はクアラルンプールにたくさんありますが、BangsarにあるSri Nirwana Maju Restaurantのカレーは食べやすい味になっています。
また、同じくBangsarにあるBala’s Banana Leafも使いやすいお店です。バナナリーフ以外のメニューも充実しています。(ドーサやパンケーキのAppamが美味しいです)
Nasi Briyani/Biryani
バスマティライスにスパイスで味つけして作られるNasi Briyani(ナシ ビリヤニ)。
チキン、牛肉、マトン、魚などのバリエーションがあります。
KLセントラル駅の近くに、クレイポット(土鍋)で作るビリヤニが人気のお店があります。
結構スパイシーなので、辛いものが苦手な人にはおすすめしませんが、ボリューム感たっぷりで、食べ応えがあります。
Murtabak
スパイスで味つけしたミンチ肉を生地に包んで焼きあげるMurtabak。
マレーシアでは、Mamakのお店で販売されていることが多い料理で、クアラルンプールには美味しいお店が多いです。
Appam
インドスタイルパンケーキのAppam(アッパム)。
ココナッツミルクで作られる優しい味のパンケーキです。
ココナッツミルク味のプレーンアッパムのほか、ブラウンシュガー、バナナ、チョコレート、卵、ピーナッツなどフレーバーありのアッパムもあります。
BangsarにあるChelo’s SweetやAppam Poomy Kitchenが有名ですが、個人的に美味しいと感じているお店は、バナナリーフで紹介したBALA’s Banana Leafのアッパム。
Appamはインド式パンケーキですが、マレーシアにはほかにも色々な美味しいパンケーキがあるので、ぜひ食べてみてください。
Thali
インド料理の”定食”と形容されるThali(ターリー)。
銀色のトレイに、主食とおかずがセットになっています。
一度に色々なものを食べることができるThaliは、満足感が高いインド料理です。
まとめ:KLで食べるべきインド系グルメのおすすめはこれ!
クアラルンプールで食べることを特におすすめする料理は、
- ロティチャナイ&テータレッ
- タンドリーチキン&ナン
- バナナリーフ
- アッパム
…です。
Mamakのグルメに関しては、Nasi Kandar、Pasembur、Sup Kambingも定番で、クアラルンプールでよく食べられています。
また、クアラルンプールでMamakのグルメを楽しみたい時は、Pelitaの利用が便利です。
有名なMamak Stallで、ロティ系のものが一通り揃っているほか、マギーゴレンなどの麺類や、ナシカンダーも食べることができます。
以上、クアラルンプールで食べるべきインド系料理についての紹介でした!