マレーシアミシュランガイドにミシュランセレクトの1店として掲載されたFatty Loh Chicken Rice。
ペナン島にあるお店で、海南チキンライスのほか、多様なメニューを提供しています。
ペナン島のFatty Loh Chicken Rice

Loh Hwa Hengさんが1969年に創業したFatty Loh Chicken Rice。
店名の大肥羅(Fatty Loh)は、創業者であるLoh Hwa Hengさんのニックネームになります。
1978年に創業者の息子さんが2代目となり、1993年からは2代目の息子さんが店を引き継ぎ、現在は3代目が”Fatty Loh”としてお店を経営しています。
ミシュランガイドに掲載

マレーシア初のミシュランガイドクアラルンプール&ペナン2023にミシュランセレクトのお店として紹介されて以来、2025年のミシュランガイドでも引き続きミシュランガイドに掲載されています。
食事しやすい雰囲気の店内

広々としていたテーブル席が多めのFatty Loh Chicken Riceの店内。

昔はオープンスペースになっていたものの、段々とレストランスタイルになり、店内のデコレーションも華やかになってきています。
初めてFatty Lohで食事をしたのが2008年頃なのですが、その時と比較しても現在のFatty Loh Chicken Riceはかなり違う店内になっていて、以前よりも食事しやすい雰囲気に変化しています。
メニュー

チキンライスのメニュー。

東坡肉や梅菜扣肉のメニュー。

滷雞爪(チキンフィート)やカリーチキン。

スープのメニュー。
こんな風にチキンライス以外のメニューが豊富です。

ドリンクのメニュー。
テーブル席にメニュー用のQRコードがあり、スマホからオンラインで注文できます。
ファッティーローチキンライスの海南チキンライス

ローストした鶏肉と蒸し鶏をミックスしたチキンライス。(Mix Roasted & Boiled Chicken Rice)
Fatty Loh Chicken Riceのチキンライスは、どちらかというと平均的な味であるものの万人受けするテイストです。

ご飯には2種類あり、通常のチキンライス用のご飯と白飯から選ぶことができます。

こちらは白飯。

西洋菜(クレソン)のスープ。
マレーシアで定番の中華スープで、豚肉から取る出汁と西洋菜の美味しさが引き立つスープです。
店舗ロケーション
住所:21, Jalan Fettes Tanjung Bungah, 11200 George Town, Pulau Pinang
ジョージタウンから少しだけ離れた場所にあり、ガーニーからは車で10分くらいでアクセスできます。
また、ペナン島にはFatty Loh Chicken Riceで修行して独立したオーナーが営むFatty Boy Chicken Riceというお店があります。
ローストチキンライスに関しては、Fatty Boy Chicken Riceの方が美味しいです。

総評:Fatty Lohのチキンライスは美味しい?
Fatty Lohは創業者が作るチキンライスが評判を集めたお店で、2代目&3代目が引き継ぎ、地元の人の間では味が落ちたと言われている面もあり、どうしてミシュランが選んだのか?という声もあります。
実際に、Fatty Loh Chicken Riceのチキンライスは、ショッピングモールで食べるようなチキンライスの味で、マレーシアのなかでは平均的だと感じています。
ただ、鶏肉のしっとり感はしっかりあります。(やや脂っぽいと感じるくらいです)
ペナンにあるチキンライスのお店では骨を取り除くように肉をカットすることがスタンダードで、鶏肉もしっとりしたタイプが多く、Fatty Loh Chicken Riceのチキンライスもペナンの標準的なクオリティを保っています。
これがクアラルンプールで食べるチキンライスと異なるところで、クアラルンプールで一般的なチキンライスと比較すると、Fatty Loh Chicken Riceのチキンライスは美味しいと言えます。
ペナンのジョージタウンには海南チキンライスの名店がいくつかあり、Fatty LohのほかGoh Thew Chik Hainan Chicken Riceもミシュランセレクトになっていますが、おすすめはFoong’s Hainan Chicken Rice。
このお店の海南チキンライスはシンプルですが、とても美味しいです。ペナン島に行くことがあれば、ぜひ立ち寄ってみてください。

