ドラゴンフルーツ(ピタヤ)の種類(白・赤・黄色の味の違い)と食べ方&アレンジレシピ

ドラゴンフルーツとは?ピタヤの食べ方とアレンジレシピ

華やかな見た目のドラゴンフルーツ(ピタヤ)

ドラゴンフルーツはすっきりとした優しい甘みを持つトロピカルフルーツの1つです。

この記事ではドラゴンフルーツ(ピタヤ)の種類と白・赤・黄色の違い、食べ方とアレンジレシピについて紹介します。

目次

ドラゴンフルーツ(ピタヤ)とは?

ドラゴンフルーツ(ピタヤ)

中南米メキシコが原産であると考えられているドラゴンフルーツ。

サボテン科に属する植物の果実で、その見た目も何となくサボテンを彷彿とさせるものがあります。

ドラゴンフルーツ、それともピタヤ?

ドラゴンフルーツは別名でピタヤ(Pitaya)と呼ばれることもあります。

これはメキシコなど、ドラゴンフルーツの原産とされる国で使われているスペイン語のPitahayaに由来していると言われています。

中国語では火龍果(ピンインはhuǒlóng guǒ、発音はフオロングオ)と呼ばれています。

主要な産地

中南米やメキシコのほか、オーストラリア、東南アジア、インド、中国南部や台湾など、亜熱帯および熱帯地域の国々で栽培されています。

価格

東南アジアにおいて、定番の果物であるドラゴンフルーツ。

国によって価格は異なりますが、例えばマレーシアのスーパーでは白や赤のドラゴンフルーツは1キロあたりRM9〜RM11(日本円で270円〜330円程度)くらいで購入可能です。

市場に行くと、1キロRM6〜RM7程度という安さで購入できるケースや、小ぶりのドラゴンフルーツが5個でRM10など、さらに安く購入できることもあります。

マレーシアで販売されている黄色いドラゴンフルーツ(イエローピタヤ)に関しては、エクアドルなど南米からの輸入ものがほとんどで、1キロあたりRM30など、ローカル栽培されている白や赤のドラゴンフルーツと比較して高価になっています。

ドラゴンフルーツの栄養

ドラゴンフルーツの栄養

ドラゴンフルーツ(ピタヤ)には、

  • ビタミン
  • マグネシウム
  • 食物繊維
  • カルシウム

…などが含まれ、特にビタミンCが豊富です。

また、赤のドラゴンフルーツにはベタシアニンという色素が含まれていて、これが美容面や健康面で注目を集めています。

ピタヤはどんな味?

白と赤のドラゴンフルーツは優しい甘みを持ち、あっさりとした味です。

果肉には黒い種があり、キウイに似た食感を持ちます。

ただ、キウイのような酸っぱさはなく、キウイから酸味を抜き、甘みだけ残したようなテイストになっています。

ドラゴンフルーツ の種類

大きく分けると、

  • 白肉種
  • 赤肉種
  • 黄皮白肉種

…に分類することができます。

よく目にするものとしては①の白肉種と②の赤肉種になります。

白いドラゴンフルーツ

ホワイトドラゴンフルーツ(ホワイトピタヤ)

白肉種のドラゴンフルーツはホワイトドラゴンフルーツと呼ばれるものになります。

赤いドラゴンフルーツ

レッドドラゴンフルーツ(レッドピタヤ)

赤肉種のドラゴンフルーツであるレッドドラゴンフルーツ

赤みがかかったビビッドなピンク色が特徴で、これが先述したベタシアニンによるものになります。

ベタシアニンは天然色素としても活用されていて、赤のドラゴンフルーツの汁が洋服に飛ぶと着色するので、赤のドラゴンフルーツをカットする時は少し注意が必要です。

黄色いドラゴンフルーツ(イエローピタヤ)

イエローピタヤ

黄皮白肉種はイエローピタヤと呼ばれています。

半分にカットしたイエローピタヤ

皮が黄色く、なかは白い果肉が入っています。

甘みの強い黄色いドラゴンフルーツ(イエローピタヤ)

イエローピタヤは白のドラゴンフルーツと同じように見えますが、甘みが強いところが特徴です。

白のドラゴンフルーツは淡白な甘みであることがほとんどですが、イエローピタヤはシロップのような濃厚な甘みを持ちます。(赤のドラゴンフルーツよりも強い甘みを感じます。)

白・赤・黄色のドラゴンフルーツで甘みの比較をすると、白>赤>黄色の順で甘みが強くなると感じています。

白と赤のドラゴンフルーツの違いと見分け方

イエローピタヤはその色の違いから、ホワイトとレッドのドラゴンフルーツとの識別が一目瞭然ですが、白と赤のドラゴンフルーツもそれぞれ見た目(形状、果皮の質感など)に特徴がありパッと見ただけで「これは白」「これは赤」と判断できます。

レッドドラゴンフルーツとホワイトドラゴンフルーツの見た目の違いを比較したもの

大きな違いは形状。

赤のドラゴンフルーツはコロッと丸い形をしていて、白のドラゴンフルーツは楕円のようにやや縦に細長い形状をしています。

白のドラゴンフルーツの特徴

ホワイトドラゴンフルーツ(ホワイトピタヤ)

ホワイトドラゴンフルーツの見た目の特徴はサボテン感。

サボテンを思わせる緑色の突起物が果皮に見られる点が大きな特徴です。(ただ、果皮は柔らかく、サボテンのようにトゲトゲしていません。)

また、果皮はツヤツヤとした光沢感があります。

赤のドラゴンフルーツの特徴

レッドドラゴンフルーツ(レッドピタヤ)

レッドドラゴンフルーツは白のドラゴンフルーツのような緑の部分がなく、果皮の質感はややマットです。

果皮の色味に関しては、白と赤で同じように見えるかもしれませんが、レッドドラゴンフルーツの方が鮮やかな赤い色をしています。

赤と白のドラゴンフルーツの見た目の違い比較

白と赤を比べてみると違いがよくわかります。

どっちが美味しい?

白いドラゴンフルーツはあっさりとした優しい甘みが特徴です。

ホワイトのドラゴンフルーツは時に「甘くない」「甘みがない」と言われることもありますが、しっかり熟したものはしっかり甘みを感じることができます。

赤いドラゴンフルーツは白よりも甘みが強いケースが多く、個人的に美味しいと感じているものはレッドドラゴンフルーツ。

イエローピタヤと比較した時でも、赤のドラゴンフルーツの方が美味しいと感じています。

ドラゴンフルーツの食べ方&切り方(皮の剥き方)

一口サイズにカットしたドラゴンフルーツ

これが正解という切り方はなく、色々なカット方法がありますが、いくつかの切り方について紹介します。

切り方①:半分にカット→丸ごと皮を剥く→一口サイズに切る

皮を簡単に剥きたい時のおすすめの切り方は、半分にカットして一気に皮を剥く方法。

ドラゴンフルーツの切り方&食べ方①

まず、ドラゴンフルーツの上と下の部分を軽くカットします。

ドラゴンフルーツのへたの部分

蔕(へた)の部分を切るイメージです。

ドラゴンフルーツの切り方&食べ方②

続いて、縦方向に半分にカット。

ドラゴンフルーツの切り方&食べ方③

この状態で手を使って皮を剥くことができます。

皮を剥いたドラゴンフルーツ

あとはお好きなサイズにカットして完成です。

このカット方法が一番楽だと感じています。

上と下の部分は必ずカットしなければいけない?

カットしなくても皮を剥くことはできるものの、切り落とす方が皮が剥きやすくなります。

ドラゴンフルーツの皮を剥く時にカットする上下の部分

特に白いドラゴンフルーツは蔕(へた)の部分が割としっかりしていて、この部分をカットしないと果肉が皮から剥がしにくくなるので、皮を剥く前にカットしておくことをおすすめします。

上下の部分をカットしたドラゴンフルーツの皮を取り外しているところ

蔕の部分を切り落とすと、皮がツルッと剥けます。

切り方②:半分にカット→くし切り

くし切りにする場合は、ドラゴンフルーツを半分にカットした上で、そこからさらに1/2または1/3など、お好みの大きさにカットします。

くし切りにしたドラゴンフルーツ

くし切りの状態で、そのまま簡単に皮を剥くことができます。

くし切りにする時は蔕の部分をカットしてなくても皮が剥きやすいです。

ドラゴンフルーツの保存について

ドラゴンフルーツの保存方法

カットしたドラゴンフルーツは、ふたつきの保存容器に入れて冷蔵庫で保存可能です。

冷蔵庫に入れて1週間以内の消費が目安になります。

また、皮を剥く前のドラゴンフルーツも食べる前に冷蔵庫に入れて冷やしてから食べる方が美味しいです。

もっと長く保存したい場合は、カットした状態のドラゴンフルーツの冷凍保存もできます。

「食べきれない」「傷んでしまいそう」と感じた時は冷凍して、以下に紹介するスムージー作りに活用する方法がおすすめです。

ドラゴンフルーツのアレンジレシピ

フレッシュな状態でそのまま食べても美味しいドラゴンフルーツ(ピタヤ)ですが、いつもと違う食べ方をしたい時におすすめのアレンジレシピについて紹介します。

ドラゴンフルーツのスムージー

ドラゴンフルーツとマンゴーとバナナで作ったスムージー
  • 冷凍レッドドラゴンフルーツ:1/2個(可食部約100g〜130g)
  • 冷凍バナナ:1/2本(可食部約50g)
  • 冷凍マンゴー:1/2個(可食部約70g)
  • 植物性ミルクまたは牛乳:50ml〜70ml

冷凍したドラゴンフルーツを使ったおすすめのアレンジレシピはスムージー

冷凍したドラゴンフルーツ・マンゴー・バナナと植物性ミルク(牛乳)をブレンダーに入れ、あとは少しずつ攪拌していきます。

植物性ミルク(牛乳)の量はお好みの硬さと滑らかさになるように、ブレンダーをまわしながら調整してください。

作りたてはシャーベットやシェイクのような食感があり美味しいです。

上記レシピの分量で作ると、容量300mlのグラス一杯分のスムージーができます。

ピタヤボウル

  • 冷凍レッドドラゴンフルーツ:1/2個(可食部約100g〜130g)
  • 冷凍バナナ:1/2本(可食部約50g)
  • 冷凍マンゴー:1/2個(可食部約70g)
  • 植物性ミルクまたは牛乳:50ml〜70ml
  • お好きなトッピング(グラノーラ、ナッツ&シードなど)

上記で紹介したレッドドラゴンフルーツのスムージーをアレンジしたものがピタヤボウル

スムージーにグラノーラなどのトッピングを加えただけの簡単アレンジレシピです。

上記レシピの分量で作ると、小ぶりのボウル2杯分になります。

お好きなトッピングを合わせてみてください。

ドラゴンフルーツのオートミール

レッドドラゴンフルーツをミックスしたオートミール
  • レッドドラゴンフルーツ:100g程度
  • バナナ:1/2本
  • ロールドオーツ:1/2カップ
  • ヨーグルト:1/4カップ
  • チアシード:小さじ1〜2
  • 牛乳または植物性ミルク:1/2カップ

グラノーラよりもヘルシーにしたい時は、オートミールがおすすめです。

果物(ドラゴンフルーツとバナナ)以外の材料をミックスしてオーバーナイトオーツを作り、そこにカットしたフレッシュドラゴンフルーツバナナを加えるだけで完成です。

ドラゴンフルーツとバナナは潰してオーバーナイトオーツに混ぜる形、カットしたものをそのままオーバーナイトオーツに添える形、どちらでも大丈夫ですが、バナナは軽く潰してオーバーナイトオーツに混ぜる方が全体的に甘くなるので食べやすくなります。

ドラゴンフルーツヨーグルト

ドラゴンフルーツスムージーとヨーグルト

ドラゴンフルーツで作ったスムージーが余った時。

そんな時はプレーンヨーグルトにミックスして、ドラゴンフルーツヨーグルトを作る形がおすすめです。

ドラゴンフルーツスムージーヨーグルト

小腹が空いた時の間食におすすめのレシピです。

フレッシュドラゴンフルーツジュース

ドラゴンフルーツ+マンゴー+バナナジュース
  • レッドドラゴンフルーツ:1/2個(可食部100g〜130g程度)
  • キウイ:1/2個
  • 氷:5〜6個(*オプション)

一番簡単なアレンジレシピは、フレッシュドラゴンフルーツジュース

凍った果物を使って作るスムージーと比較して、出来上がりの舌ざわりが異なりますが、フレッシュな状態のドラゴンフルーツをジュースにしても美味しいです。

ドラゴンフルーツの甘味が割と淡白であるため、キウイ、マンゴー、パイナップル、バナナなどの果物を合わせると美味しくなります。

上記レシピではキウイを使っていますが、マンゴー、パイナップル、バナナに置き換えて、アレンジしてみてください。

緑の野菜を入れたり、レモンを絞っても美味しいです。

まとめ

女性に嬉しい栄養素が多いドラゴンフルーツ。

そのまま食べても、簡単なアレンジを加えても美味しくいただくことができます。

以上、ドラゴンフルーツ(ピタヤ)についての紹介でした!

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この記事を書いた人

海外在住歴10年以上。留学、海外インターンシップ、海外勤務で欧米やアジアなど数カ国に在住。
台湾在住を経て、現在はマレーシアでの生活をメインにしています。

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