マレーシア中華系グルメの鴛鴦廣府炒。
この記事では、マレーシアで食べる廣府炒鴛鴦について紹介します。
廣府炒鴛鴦とは?
2種類のライスヌードルに、トロトロのあんかけをかけた廣府炒鴛鴦。
広東式の麺料理であることから、英語でCantonese Ying Yong Noodlesと呼ばれています。
廣府炒鴛鴦の由来
廣府炒鴛鴦には、
- 河粉(Hor Fun)
- 米粉(Bee Hoon)
…という2種類のライスヌードルが使われています。
幅広のライスヌードルが河粉(Hor Fun)で、細いライスヌードルが米粉(ビーフン)になります。
鴛鴦(Ying Yong)という言葉が使われている理由
鴛鴦(Ying Yong)はオシドリのつがいを意味する中国語になりますが、2つのものを“ニコイチ”のように使う料理にも使われる言葉です。
例えば、コーヒーと紅茶をミックスした香港の鴛鴦茶。
廣府炒鴛鴦も同じように、河粉と米粉という2種類のライスヌードルを使う料理であることから、鴛鴦という表現が使われています。
廣府炒鴛鴦に使う具材
廣府炒鴛鴦に使う具材は、
- エビ
- 豚肉
- 菜心などの葉物野菜
- フィッシュケーキ
…が定番です。
油で揚げた米粉(ビーフン)と中華鍋で香ばしく炒めた河粉の上に、エビや豚肉などの具材を加えたあんかけをかけて提供されます。
カリカリの米粉(ビーフン)があんかけにより次第に柔らかく変化し、河粉と米粉があんかけに絡み合い、何とも言えないツルツル&トロトロっとした食感になります。
滑蛋河(Wat Tan Hor)との違い
河粉を使ったマレーシアの料理には、炒河粉(Char Hor Fun)や滑蛋河(Wat Tan Hor)などがあります。
滑蛋河(Wat Tan Hor)は廣府炒鴛鴦に似た料理ですが、ビーフンを使用せず、河粉のみを使うあんかけライスヌードルになります。
美味しい広東風あんかけ焼きそばのポイント
廣府炒鴛鴦はシンプルに見えるものの、作り手の力量により美味しさに明確な差が出る料理です。
本当に美味しい廣府炒鴛鴦は、中華鍋で作ることによる独特の香ばしさがあります。
これが広東語でWok Heiと呼ばれるもので、本当に美味しいお店の廣府炒鴛鴦は香ばしさと旨みがあります。
以上、廣府炒鴛鴦についての紹介でした!