ペナン島北西部の海岸沿いにあるトロピカルスパイスガーデン。
緑溢れる敷地内に、数多くのスパイスやハーブをはじめ、様々な植物がある場所です。
この記事では、ペナンのトロピカルスパイスガーデンの見所やアクセス方法について紹介します。
ペナン島のTropical Spice Garden
2003年11月にオープンしたTropical Spice Garden(トロピカルスパイスガーデン)。
ペナン島のリゾートエリアとして知られるBatu Ferringhi(バトゥフェリンギ)をこえ、さらに西にあるTeluk Bahangという場所にあります。
トロピカルスパイスガーデンは海沿いのエリアにあり、園のゲートを出て道路を渡ると、そこにはビーチが広がっています。
さらに西に行くと、大自然広がるペナン国立公園があります。
入場料
入場料は、
- 大人:RM28
- 子供:RM15
お年寄りや学生はRM20、3歳以下の幼児は無料になっています。(2023年3月時点の情報に基づきます)
パンフレットや受付カウンターにあるバーコードをスマホでスキャンすることで、オーディオガイドをつけることができます。(オーディオガイドの言語には日本語もあります)
また、入場料が高くなりますが、ガイド付きのツアーもあります。
入場料を支払うと、園内マップが記載されたパンフレットと、虫除けのジェルをくれます。
トロピカルスパイスガーデンの園内マップ
トロピカルスパイスガーデンの園内マップ。
園内には、ギフトショップやカフェもあります。
園内を早足でぱぱっと見てまわるなら45分程度、植物をじっくり見てまわると1時間半くらいかかります。
見所となる植物には、番号がついています。
番号がついている植物の詳細は、パンフレットの裏面に記載されています。
受付のすぐ近くにあるウォーターガーデン。
緑溢れる園内。
大きなブランコもあります。
園内にはどんな植物やスパイスがある?
マレーシア料理に欠かせないパンダン。
ウォーターガーデンの近くに、大きく育ったパンダンが生えています。
ペナン名物のアッサムラクサに使われるLaksa Leaf(マレー語名はDaun Kesum)。
英語では、ベトナムコリアンダーと呼ばれる植物になります。
オウムのくちばしが連なったように見えるFalse bird of paradise(Heliconia rostrata)。
ヘリコニアと呼ばれる植物になります。
マレーシアやタイ、インドネシアを原生とする、椰子の木のRed Sealing Wax Palm。
ヨーロッパなどで手紙に封をする時に使われる封蝋の色味に似ていることから、Red Sealing Wax Palmと名づけられています。
バナナ。
ぶら下がっているものはバナナの花で、ここの部分がバナナの実になります。
世界の飲料に関するコーナーのBeverages of the World。
このエリアには、コーヒー、紅茶、カカオの木があります。
紅茶に関する説明書きには、マレーシアを代表する紅茶メーカーのBOHについて記載されています。
コーヒーについては、マレーシアのコーヒーの特徴、ローカルコーヒーショップのコピティアムで使われているコーヒーの独特の焙煎方法についての説明書きがあります。
スパイステラスには、ターメリック、生姜、シナモン、胡椒など、各種スパイス類があります。
スパイス諸島として有名なモルッカ諸島に関する説明のほか、ペナンのスパイスに関する歴史を説明しているコーナーもあります。
ペナン初となる植物園が作られた時に、クローブやナツメグを試験的に育てたことが記載されています。
トロピカルスパイスガーデンではクッキングスクール(要予約)のほか、各種イベントが行われています。
詳細はトロピカルスパイスガーデン公式サイトで確認できます。
トロピカルスパイスガーデンのロケーション
住所:Lot 595 Mukim, 2, Jalan Teluk Bahang, Teluk Bahang, 11050 George Town, Pulau Pinang
アクセス方法
一番簡単なアクセス方法は、Grabになります。
バスの場合、
- Rapid 101 (Weld Quay – Teluk Bahang)
- Rapid 102 (Penang International Airport – Teluk Bahang)
…が利用できます。
Teluk Bahangはジョージタウンから離れているため、車で50分程度、バスの場合は1時間程度かかります。
開園時間
- 月〜木:9時〜16時
- 金〜日:9時〜18時
最終入場は、閉園時間の1時間前になります。
最新の情報は公式サイトで確認するようにしてください。
まとめ
トロピカルスパイスガーデンにあるスパイスやハーブ類は、無料で開放されているマレーシアの植物園であったり、個人の庭やその辺りにある草むらに生えていることが多いもので、すごく珍しいものがあるというわけではなく、人によって不満に感じることがあるかもしれません。
緑が豊かな場所であれば、ペナンボタニックガーデンやペナンヒルでも良いかな…と思うところはありますが、Teluk Bahang方面に行く機会があれば、トロピカルスパイスガーデンに足を運んでみても良いかもしれません。