第二次世界大戦前に作られた建物をリノベーションして誕生したLiu Men Hotel Malacca(リョウメンホテルマラッカ)。
アールデコ&プラナカン様式のおしゃれなブティックホテルです。
この記事ではLiu Men Hotelの宿泊体験について紹介します。
マラッカのLiu Men Hotel

2019年に開業したLiu Men Hotel Malacca。
建物の上部に1939年の文字があるのですが、これは建物自体が作られた年を示しています。
Liu Men Hotelの由来

元々は6つのショップハウスに6家族が暮らしていた場所で、これがホテル名の由来になっています。
外からホテルを見てみると6つのショップハウスが連なっていることがわかります。
第二次世界大戦時に日本軍がマラッカを占領した際、建物で暮らしていた6家族が引っ越し、のちにある大家族が暮らすようになります。
その後、ヘリテージプロジェクトにより改装が行われ、ブティックホテルとして改装されたという歴史を持ちます。
六門を意味するLiu Men
Liu Menは中国語で六門を意味します。
アルファベット表記のLiu Menを見た時は「リュウメン/リウメンと読むのかな?」と思っていたのですが、ホテルのロゴに「六門」という漢字が書かれていて中国語のリョウメンだと気づきました。
アールデコ&プラナカン様式デザインのホテル

プラナカンの要素だけではなく、アールデコの要素も取り入れられたデザインになっていて、ホテルに足を踏み入れると、その世界界にグッと引き込まれます。
ホテル内にある調度品の一部にはオーナー家族のコレクションが使われているそうです。

中央部分にあるコートヤード。

チェックイン時にはウェルカムドリンクを振る舞ってくれるほか、滞在時にコーヒーや紅茶などのドリンクをセンターコートで無料提供するサービスも行なっています。
リウメンホテルの客室

ホテルはGF、1st Floor、2nd Floorの3階のみの構成で、客室の数はわずか30室。
そのため、アットホームな雰囲気があります。
ベッド&デスク

Parameswara Suite、Cheng Ho Suite、Hang Tua Room、Kapitan Roomなど、様々なタイプの客室があるLiu Men Hotel。
上記画像はJebat Roomという一番安い客室で、広さは21㎡と小さめの部屋になっています。

ベッドの前にあるデスクとテレビ。
コンプリメンタリーの飲み物&食べ物

コンプリメンタリーの飲み物や果物。

コーヒーや紅茶。
コーヒーはエスプレッソマシーンのほかローカルコーヒーがあり、紅茶はBOHが提供されていました。

ポテトチップス(Mister Potato)、カップラーメン(Chef)、ソフトドリンク(Cheers)もあります。
客室で無料提供されているMister Potato、Chef、Cheersはマラッカに本社を構えるMAMEEの商品になるのですが、Liu MenホテルのオーナーがMAMEE創業者一族であることから、マミー製品が使われているようです。


冷蔵庫のなかにも飲み物があります。
スリッパ&バスローブ

客室にあるスリッパ。
ホテルにある普通のスリッパではなく、かわいいデザインになっています。

バスローブやバッグ。
これらの商品は購入することも可能です。
バスルーム

お手洗いとシャワーブース。

シャワーの水圧はしっかりあり、お湯もきちんと出ました。
アメニティ

ヘアブラシ、歯ブラシ、コットン&綿棒など、基本的なアメニティが揃っています。

シャンプーやコンディショナー、シャワージェル、ボディローションはロクシタンが使われています。
ターンダウン&パイナップルケーキのサービス

Liu Men Hotelではターンダウンのサービスがあり、夕方になるとベッド周りを整えてくれるほか、パイナップルケーキを提供してくれます。
ターンダウンサービス時に客室にいたので、パイナップルケーキだけを受け取りましたが、客室にいないとベッドを整えたりカーテンを閉めたり寝る準備をしてくれるようです。
Liu Men Hotelの施設

ホテルの最上階にちょっとした休憩スペースがあります。

ゲスト用の駐車場はホテル建物の裏側にあります。
駐車場の場所が少し見つけにいのですが、ホテルからメッセージが届き、駐車場の場所の地図や動画を送ってくれます。
リョウメンホテルの朝食

ホテルの朝食はコートヤードで提供されています。

素敵な席に座って、のんびりと朝食を楽しむことができます。

朝食はミニビュッフェのほか、メインディッシュとドリンクメニューから好きなものを選ぶことができます。
メインディッシュは本日のライス&本日の麺、ロティチャナイ、カヤバタートーストがセットになったイングリッシュブレックファーストがあります。

ビュッフェコーナー。

サンドイッチやサラダ。

パン&ペイストリー。

ペイストリーは美味しいものが多かったです。

おかゆと点心。

Roti Jala(ロティジャラ)やフレンチトースト。


ローカルデザートのクエ。

カプチーノ。

本日の麺から選んだチキンスープヌードル。

本日のライスから選んだNasi Lemak。
メインディッシュの味は普通だったので、少しがっかりしましたが、スタッフの人の対応はフレンドリーで雰囲気も良かったです。
宿泊料金
一番安いJebat Roomの場合、RM400前後で泊まることができるケースが多いものの、週末や連休になると宿泊料金がグッと高騰していることもあります。
そのため、複数の予約サイトを使って比較してみてください。
メリット&デメリット
メリット
- ホテルのデザインが良い
- スタッフが親切
- アットホームな雰囲気がある
- マラッカ観光に便利な立地
Liu Men Hotelは、通称ハーモニーストリートと呼ばれるマラッカのJalan Tokong(ジャラントコン)にあります。
ホテルの隣には香林寺、そしてすぐそばの場所に青雲亭があるほか、様々な宗教施設がある通りに位置し、ジョンカーストリートも徒歩ですぐです。
マラッカ観光する時の立地としては申し分なく、どこに行くにも便利です。

デメリット
- 夜間、上の階の音が少し気になる
- 朝食がはじまるとコートヤードの音が気になる
- チェックアウトに少し時間がかかる

ホテルのお手洗いはレバーを引いて水を流す形になっていて、夜寝ている時にタンクの音が気になることがありました。
また、ホテルの構造上、コートヤード部分の音が響くこともあり、朝食が始まる時間になるとお皿やカトラリーの音がカチャカチャと聞こえてきて、この音で目が覚めました。
古い建物をリノベしたホテルとしては防音面は悪くないと感じていますが、音に敏感な人はちょっとした音が気になることがあるかもしれません。
また、チェックアウト時はレセプションにカードキーを渡すと、無線でハウスキーピングに連絡し、客室に問題なしと判断された場合にデボジットが返金され、チェックアウト完了となります。
この確認に少し時間がかかるので、急いでいる時はやや面倒に感じることがあるかもしれません。
総評
総評としては、Liu Men Hotel Malaccaは良いホテルで、マラッカでの滞在におすすめすることができます。
何よりもドアマンをはじめホテルスタッフの人が親切で、1人でも使いやすい雰囲気があるので、女性の1人旅にもおすすめのホテルです。

チェックアウト時にはお土産として扇子をくれたり、細かいところまで気配りを感じるホテルでした。
以上、Liu Men Hotel Malaccaについての紹介でした!

