【点心とは？】飲茶で絶対に注文すべき四大天王のディムサム

美味しい点心を食べながら、飲茶やむちゃを楽しむ

…こんな時間は至福のひとときです。

そんな点心には、「四大天王」と呼ばれる4大定番人気アイテムがあることをご存知ですか？

この記事では、点心の概要と点心レストランで注文すべき4つの点心（四大天王）について紹介します。

点心（點心）とは？

点心は、餃子、焼売、包子など中華料理の軽食を意味します。

• 點心
• 点心

…という２種類の表記がありますが、どちらも同じものを指します。

中華圏のなかでも、繁体字が使われている地域では點心、簡体字が使われている地域では点心という文字が用いられています。

点心（點心）の発音

…になります。

香港など広東語を使っているエリアでは、広東語の発音でディムサムと呼ぶことが一般的です。

飲茶（ヤムチャ）とは？点心との違い

飲茶は点心を食べながらお茶を楽しむことを意味します。

日本では「飲茶やむちゃを食べる」という表現が使われることもありますが、これは日本ならではの表現で、「点心が食べたい」「飲茶したい」と言う使い方をする方が違和感がありません。

点心の種類

点心は、

…という２種類に分類されます。

中国語の鹹（簡体字で咸）は塩っぱいという意味を持ち、鹹點心は食事系の点心を指します。

一方、中国語の甜は甘いという意味を持ち、甜點心は甘いデザート系の点心を指します。

4大定番人気！点心の四大天王

点心の四大天王と呼ばれるものは、

…の4つになります。

点心を注文する時は、上記4つを注文すれば間違いがないと言われる定番の点心です。

蝦餃（エビ蒸し餃子）

点心と言えばこれ！という王道が、エビ蒸し餃子の蝦餃。

美味しい蝦餃は皮が極限まで薄く、水晶のように透き通るような美しい見た目をしています。

蝦餃が美味しいお店は、ほかの点心も美味しいことが多く、点心レストランの善し悪しを決める1つの指標になります。

燒賣（シュウマイ）

日本の焼売は、「肉肉肉」というイメージで肉感が強めですが、広東式点心で提供される焼売は、エビの風味が強いエビ焼売がメインです。

バリエーションとして、蟹肉を使った焼売もあります。

ちなみに、日本語の焼売（シュウマイ）は広東語の発音をベースにした音になります。

シュウマイが実は広東語だと気づかなかったという人も多いのではないでしょうか？

叉焼包（チャーシューバオ）

叉焼を具材にした包子（バオズ）の叉焼包。

日本では肉まんやあんまんが主要な包子として食べられていますが、広東式点心で主役となる包子は叉焼包になります。

蛋撻（エッグタルト）

上記で紹介した点心は全て鹹點心に分類されるものになりますが、甜點心の代表格がエッグタルトの蛋撻。

葡式蛋撻（ポルトガル式エッグタルト）も一緒に販売しているお店が多く、２種類のエッグタルトを楽しむことができるケースもあります。

そのほかの人気点心

四大天王の点心のほか、飲茶で人気の点心をピックアップして紹介します。

腸粉

テロテロっとしたお米ベースの薄い生地を蒸して作る腸粉。

エビを包んだ腸粉が人気です。

腸粉は広東語でチョンファンと呼ばれています。

糯米鶏

糯米鶏（ローマイガイ）。

もち米や鶏肉などをハスの葉に包んで蒸して作られる点心で、粽ちまきの1種になります。

もち米が使われている分、お腹に溜まりやすく満腹感を感じやすい点心なので、グループで飲茶する時に注文することをおすすめする点心です。

蓮蓉包

ハスの実のペーストを餡にした蓮蓉包。

甘い系統の包子は、中国語で豆沙包と呼ぶあんまんも定番です。

馬來糕

ふわふわした蒸しケーキの馬拉糕。

優しい甘みを持つ美味しいケーキです。

蘿蔔糕（大根餅）

大根餅の蘿蔔糕。

もちもちっとした食感を楽しむことができます。

小籠包は伝統的な広東式点心ではない？

小籠包も点心の1つであるものの、上海で生まれた小籠包は伝統的な広東式点心ではありません。

しかしながら、広東式レストランでも提供していることがあります。

まとめ

点心を食べる時は、「四大天王」を中心に注文すると、高い満足感を得ることができます。

四大天王以外のおすすめは、腸粉（特にエビを使った鮮蝦腸粉）と馬拉糕です。

以上、点心についての紹介でした！