日本企業が販売するeSIM、TORA eSIM。
はじめて利用する時は、

海外できちんと繋がる?設定は難しくない?
…と不安に感じることがあるかもしれません。
この記事ではマレーシア在住の私がクアラルンプールでTORA eSIMを使い、現地で契約しているモバイル回線と通信速度を比較した結果に加え、申し込み手続きや使い方について詳しく紹介します。
- TORA eSIMは海外(マレーシア)で問題なく繋がる
- 通信速度も特に遅いわけではなく、普通にネットを使う分には問題なし

- 安心の日本企業
- カスタマーサポートの返信がはやい
- LINEサポートあり
- 公式サイトの使い方ガイドが丁寧で分かりやすい
- データ残量の確認が少し面倒
TORA eSIMはどこの国&会社のもの?
TORA eSIMは東京に本社を構える株式会社食源(SYOKUGEN CO., LTD.)が販売するeSIMになります。
世界140ヵ国以上で使えるeSIMを販売しています。
TORA eSIMの口コミは良い?【評判】
ヨーロッパやアジアでTORA eSIMを使った人の口コミを調べてみると、
- 設定が簡単
- すぐ使える
- きちんと繋がる
…という良い口コミが多く、概ね満足度の高い良い評価が多いです。
私自身、マレーシア(クアラルンプール)でTORA eSIMを使ってみた感想は、
「手続きが簡単でちゃんと繋がる」
正直、すごく使いやすかったです。
カスタマーサポートが良い
TORA eSIMについて質問事項があったので、メールでカスタマーサポートに連絡したところ、すぐに返事が来ました。
メールの場合、返信に少し時間がかかるとの記載があったのですが、即刻返信が来たことにびっくりすると同時に、きちんとしたサポートに安心感を覚えました。
LINEでの質問にも対応していて、急ぎの場合はLINEで連絡する方がおすすめですが、メールの対応もはやかったことに好感を抱きました。
プランと料金
利用する国によって異なりますが、1日から30日程度のプランがあり、データ容量は0.5GB〜無制限。
複数の国で利用することができる周遊プランもあります。
選べる日数は豊富である一方、データ容量の選択肢は少なめという印象ですが、無制限プランが充実しています。
マレーシアの料金
マレーシアの場合、日数は1日、3日、5日、7日、10日から選ぶことができ、それぞれ使い切りや無制限などのプランを選ぶことができます。
例えば、5日間5GB使い切りで1,596円。
1GB/1日で5日間のプランだと1,691円になっています。(2025年3月時点)
マレーシアにおけるTORA eSIMの使い心地
すごく速いというわけではありませんが、ブラウジングする分には特に問題なく使えました。
通信速度計測結果
マレーシア現地で契約している通信会社(hotlink)とTORA eSIMの通信速度を比較してみました。
hotlinkはマレーシア大手通信会社のMaxis傘下のブランドで、Maxis回線を利用しています。

下りMbps | 上りMbps | |
---|---|---|
TORA eSIM | 52.1 | 14.0 |
hotlink | 242 | 5.74 |
下り速度はhotlinkの方が圧倒的に速いものの、上りについてはTORA eSIMの方が速いという結果になりました。
TORA eSIMの下りのスピードも普通にインターネットを使う分には問題ない速さが出ていて、hotlinkの回線を使っている時と体感でそれほど変わらない印象でした。
TORA eSIMの申し込み方法
ここからはTORA eSIMに申し込む方法を紹介します。手続きはすごく簡単です。

まずは公式サイトにアクセス。

下にスクロールすると、渡航先を入力する検索窓があるので、ここに国や地域を入力します。

ここでは「マレーシア」と入力してみました。
検索結果にマレーシアが表示されるので、アイコンをクリック。

マレーシアで利用できるプランが表示されます。

まずは日数を選択。

日数を選択すると具体的なプランが表示されるので、適したものを選択の上、「お買い物かごに入れる」をクリック。

TORA eSIMをはじめて利用する場合は新規登録のタブを選択します。

新規登録に必要な情報を入力します。

「会員登録が完了しました」の画面が表示されます。

支払い方法を選択します。

支払い方法は、amazon pay、クレジットカード、PayPay、コンビニ払いから選ぶことができます。

ここではクレジットカード払いを選択したので、クレカ情報を入力します。

最後に「お使いの端末がeSIM対応機種であることを確認しましたか?」の確認があるので、お使いの端末が対応していることを確認の上、チェックを入れてから「ご注文を確定して次へ」のボタンをクリックします。

購入が完了すると、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。

こちらが確認メール。
メールにあるQRコードはeSIM初期設定時に使います。
TORA eSIMの使い方
公式サイトで公開されている利用方法の説明がすごく分かりやすいので、ガイドに沿っていけば問題なくインストールできると思いますが、実際のステップについて紹介します。
渡航前にする手続き【eSIM初期設定】
eSIM初期設定で必要となるものは、
- eSIMをインストールするスマホ(端末)
- QRコード(印刷されたものや別のデバイスで表示したもの)
- Wi-Fiなどのネット環境
海外に渡航してからも初期設定はできますが、渡航前に設定を完了しておくと、海外に到着後にすぐ使えるようになるので便利です。
ちなみに私は既に海外にいる状態で設定しましたが、QRコードの読み取りをしてから6分程度で全ての手続きが完了しました。
手続き自体は難しいものではなく簡単です。

iPhoneの場合、設定のアイコンをクリック。

「モバイル通信」をクリック。

「eSIMを追加」をクリック。

「モバイル通信を設定」の画面が表示されるので、「QRコードを使用」をタップ。

QRコードをスキャンするためのカメラが起動するので、TORA eSIMからメールで送付されたQRコードをスキャンします。

QRコードをスキャン。
TORA eSIMから届いたメールをパソコンやタブレットに表示して、それをスマホで読み取るとスムーズです。また、メールを印刷してスキャンすることも可能です。
アクティベーションコードを手動で入力もできますが、QRコード読み取りの方が簡単です。

「eSIMをアクティベート」と表示されるので、「続ける」をタップ。

アクティベートが開始します。

これでeSIMが有効化され、モバイル通信設定完了です。
渡航前にアクティベートする場合、設定されたeSIMに「アクティベート中」や「アクティベートできません」と表示されますが、モバイル通信画面でTORA eSIMのeSIMが追加されていればOKです。

追加したTORA eSIMに分かりやすい名前をつけます。
インストール時は「個人」となっていたりするので、分かりやすい名称に変更します。

「モバイル通信プランの名称」をタップすると、名称の変更ができます。

ここではTORA eSIMという名称に変更してみました。

渡航前の時点では、「モバイル通信」の設定で、「モバイルデータ通信」と「デフォルトの音声回線」を普段お使いのもの(=主回線)に設定した状態にして、TORA eSIM回線はオフにしてください。
海外到着後にする手続き【モバイルデータ通信&ローミングをON】

モバイルデータ通信をタップ。

主回線からTORA eSIMに切り替えます。

TORA eSIMをタップして選択。
eSIM初期設定をしてすぐにTORA eSIMを使う場合は、モバイルデータ通信にTORA eSIMの選択肢がありますが、一度オフにしている場合、ここでTORA eSIMが選択肢にないと思います。

この場合、モバイル通信の「SIM」にあるTORA eSIMをタップして「この回線をON」にするを選択してください。

続いて、データローミングをONにするとネットが使えるようになります。
- モバイルデータ通信でTORA eSIMの回線を選択
- TORA eSIMのデータローミングをONにすること
モバイルデータ通信で回線をオンにするだけではなく、データローミングをONにしないとネットに繋がらないので、この2点をチェックしてください。
また、iPhoneを使っていて繋がらない場合は、デバイスの再起動も試してみてください。
海外滞在中に主回線のデータローミングを使いたくない場合は、主回線のデータローミングをオフにしてください。
繋がらない場合はLINEサポートを利用するか、公式サイトのよくある質問もヒントになるので、確認してみてください。
総評:TORA eSIMのeSIMは使いやすい?
データ残量はマイページのQRコードで確認できるほか、スマホのモバイル通信の「現在までのローミング合計」でも確認できますが、残量の確認が少し分かりにくい点がちょっとしたデメリットです。
ただ、手続きやeSIMの設定はとても簡単で使いやすいというのが感想です。
何よりも日本の企業なので、ちょっとした疑問を日本語で気軽に聞けるところが大きなメリットでもあります。
eSIMの価格はそこまで高くなく割と手頃なので、海外旅行に使うeSIMの1つとしておすすめすることができます。

