ただでさえお金がかかる海外旅行。
円安の影響で更なる負担が大きくのしかかるようになった昨今は、とにかく費用がかさむことが悩みの種ですが、ちょっとした工夫をすることで海外旅行のトータルコストを抑えることが可能です。
この記事では私自身が実践している節約術について紹介します。
両替や現地通貨引き出しにWiseを活用

「海外旅行に絶対に使うべき!」と言い切れるくらい便利なWise(ワイズ)。
- レートが良い時に好きなタイミングで外貨購入できる
- ミッドマーケットレートを採用するWiseではお得に両替できる
- Wise口座に決済通貨があれば、手数料なしでそのまま引落可能
- 現地通貨がATMから引き出せる(規定内であれば手数料無料)
…など、海外旅行時に役立つ機能が豊富で心強い武器になります。

両替所を探す必要がなくなることもメリット
Wiseデビットカードを海外旅行に使うようになってから、
- 海外旅行先でレートの良い両替所を探す
- 現地通貨の現金が足りなくなって両替所を探す
…という行動が一切なくなりました。
Wiseデビットカードによる現地通貨のATM引き出しは、
月2回、日本円で3万円まで無料(日本発行のWiseデビットカードの場合)
…となっていて、クレジットカードの海外キャッシングを使うよりもずっとお得です。

また、中国に行くならAlipayやWeChatペイのQRコード支払いを使う機会が多くなりますが、これらにもWiseデビットカードを登録することができ、日本発行のクレジットカードを紐づけるよりお得です。

クレジットカード海外事務手数料をチェック

高額支払いやホテルチェックイン時のデポジット用に便利なクレジットカード。
上記でWiseが便利と言ったものの、今でも海外旅行にはクレジットカードは必須です。
クレジットカードを海外で利用する時は、
基準レート+海外事務手数料
…がチャージされるので、少しでもコストを抑えたい場合は海外事務手数料が低いクレジットカードを利用することも一案です。
カードにより海外事務手数料が倍以上異なるケースがあります。
カード別の海外事務手数料(参考)
カード | 海外事務手数料 |
---|---|
JCBカード | 1.6% |
エポスカード(VISA) | 2.2% |
楽天カード(VISA/マスター/JCB/AMEX) | 2.2%(2025年3月以降は3.63%) |
三井住友カード | 3.63%(アマゾンマスターカードは1.63%) |
例えば海外利用で10万円相当の支払いをした時に、手数料1.6%のカードだと1,600円、3.63%のカードだと3,630円の海外事務手数料の違いがあり、2,000円以上の差が生まれる計算になります。
手数料のパーセンテージだけ見るとわずかなように思えますが、実際に支払う額が大きいと結構大きな差につながります。
楽天カードは2025年3月から海外事務手数料が引き上げられる
年会費が永年無料で人気のエポスカードと楽天カードを比較すると、2025年2月まではどちらも手数料2.2%ですが、2025年3月に楽天カードの手数料が3.63%に改定されるので、海外利用するならエポスカードの方がお得です。
クレカを海外利用するなら現地通貨で支払いを選択

海外での支払い時に、
- 現地通貨で決済するか?
- 日本円で決済するか?
…とお店の人に聞かれる定番の質問があります。
海外で支払いするなら現地通貨での決済を選ぶ方が無難です。
日本円を選択すると、お店が決める換算レートが適用され、カードの国際ブランドが定める基準レートよりも悪いケースが多いためです。
私も経験したことがあるのですが、お店側が支払いの決済通貨を確認せずに勝手に日本円での支払いにしてくるケースもあるので、何にも聞いてこない時は、支払前に確認することを推奨します。
フライト&ホテルは早めに予約

ホテルは直前割引で安くなることもありますが、フライトもホテルもできるだけ早めに手配することをおすすめします。
フライトに関しては、安い時期を狙っていくことが一番のポイントです。
ホテル予約サイトの見直し

ホテル予約サイトが提示する宿泊料金は「どれも横並びでほとんど同じ」と思っていませんか?
ケースバイケースですが、ホテル予約サイトによってかなり値引きしていることがあります。
最近、「特に安いな…」と感じているのがTrip.comで、ホテル予約時には必ずチェックするようにしています。
Trip.comへ乗り換え
10泊ためると1泊ボーナスのリワードプログラムがあるホテルズドットコムをメイン使いしていたのですが、最近になってTrip.comに乗り換えつつあります。
ホテルズドットコムでは30泊してやっとゴールド会員になりましたが、トリップドットコムは数回使っただけでプラチナ会員に昇格、様々な特典が利用できるようになりました。
Trip.comは他のホテル予約サイトよりも恩恵が大きく、コスパが良いと感じています。



ポイ活してポイントを貯める

ポイントサイトのモッピー(moppy)を活用したポイ活もおすすめです。
ポチッとするだけでポイントを稼ぐことができ、旅行資金を貯めることにつながります。
結構大きなポイントがもらえるものも多いので、ぜひチェックしてみてください。

また、家族や友達にモッピーを紹介することでもポイントを稼ぐことが可能です。

家計の見直し

海外旅行の旅費を確保するために、固定費の見直しを定期的に行うこともおすすめです。
私自身、通信費の見直しと保険の見直しを定期的に行っています。
特に通信に関しては、既存の顧客向けよりも新規顧客獲得向けのプランが充実している側面があるので、加入済みのプランを見直し、他社の新しいプランを検討してみることも一案です。
年単位で計算すると、結構大きな固定費削減に繋がります。
保険については、不要な保険に加入していたらそれらを見直しすることも必要ですが、減らすことが必ずしも良いことではなく、むしろ将来に備えてオプションを追加するなど検討することも重要です。
私は医療保険の契約をする時に担当の人に相談しつつ入院日額を少し多めにかけておいたのですが、「ちょっともったいないかな?」と常々感じていました。
ただ、思いがけず手術&入院した時にベッドの上で、
備えあれば憂いなし
…という保険会社のキャッチフレーズのような言葉がパッと頭に浮かびました。
実際、入院時に差額ベッド代を気にすることなく個室利用できたので、医療保険はいざという時のために充実させておいた方が良いと実感しました。
このあたりの見直しは現在加入中の保険会社の人に相談したり、FP無料相談の保険チャンネルなど専門家による無料相談サービスを利用してみてください。
保険見直しにより固定費が増えることがあるかもしれませんが、長い目で見た時に「良かった」と感じることもあると実体験から思います。
海外旅行に備えるための節約術&トラベルハックまとめ
- 大きな金額の買い物をする場合はクレジットカード利用が◯。この場合は海外事務手数料をチェック
- ちょっとした支払いにはWiseデビットカードを活用すると余計な手数料を省くことが可能
- ホテル予約サイトは少ない利用でもメリットが多いトリップドットコムがおすすめ

