世界150カ国以上で使えるSailyのeSIM。
マレーシアでSailyを使用することを検討している人は、

マレーシアでも問題なく使える?繋がる?
…と不安に感じることがあるかもしれません。
この記事ではマレーシアで【Saily】eSIMを使用し通信速度を測定した結果および現地SIMとの速度比較、Saily eSIMの契約方法&使い方について紹介します。
Saily eSIMの申込手続&インストール&アクティベーションはびっくりするほど簡単。アプリも使いやすい。通信速度は普通のネット利用やYouTubeなどの動画視聴には問題なし。
はじめてSailyを利用する場合、申込時に以下の紹介コードを入力するとUS$5割引になります。
LOGECO4599

- 専用アプリでeSIM有効化が超簡単
- 料金が手頃
- 手続きがシンプルでわかりやすい
- データ残量がアプリで確認でき、データを80%使った時に通知がある
- アプリでデータ追加購入できる
- データ残量がなくなった時の「期限切れ」の表現が少し分かりにくい
SailyのeSIMとは?
世界的に有名なVPN会社のNordVPNを手がけるNord Securityが販売するeSIMになります。

Sailyの口コミ評判は良い?
Saily eSIMの口コミを調べてみると、
- 使いやすい
- 簡単
…という口コミが圧倒的に多いです。
また、NordVPNに関連するNord Securityの商品になることから、その信頼性の高さを理由に選ぶ人もいるeSIMになります。

実際にSaily eSIMのアプリでは、仮想場所、広告ブロッカー、ウェブ保護など、各種セキュリティ設定ができるようになっていて、プライバシー保護にも力を入れていることがわかります。
Saily eSIMプランと料金
Sailyには、
- 地域eSIM
- グローバルeSIM
…というプランがあり、それぞれの国や地域に特化した地域eSIMのほか、様々な場所で使えるグローバルeSIMがあります。
グローバルeSIMが使える国の情報は、Saily eSIMの「全世界向けのeSIMプラン」から確認できます。
地域eSIMは国や地域によって利用料金が異なります。
マレーシアの料金
データ容量 | 価格 |
---|---|
1GB(7日間) | US$3.99 |
3GB(30日間) | US$8.99 |
5GB(30日間) | US$12.99 |
10GB(30日間) | US$21.99 |
20GB(30日間) | US$35.99 |
最短7日間のプランから使用できます。

USドルベースでの請求になり、私が購入した時は1GB3.99ドルのプランは日本円で609円でした。
マレーシアにおけるSaily eSIMの使い心地
- 測定地:マレーシア・クアラルンプール
- 使用デバイス:iPhone15
…という条件でSaily eSIMの通信速度を調べてみました。
通信速度計測結果
当然ながら、計測のタイミングでスピードは異なり、通信速度を計測するサイトによっても異なる数値が出るので、あくまで参考情報としてください。
何度か測定してみたなかで割と遅めだった時の結果がこちら。

下りMbps | 上りMbps | |
---|---|---|
OpenSpeedTest | 13.02 | 10.72 |
Speedtest | 26.4 | 8.03 |
fast.com | 5.6 | 8.8 |
反対に速いスピードが出た時の結果は以下の通りです。

下りMbps | 上りMbps | |
---|---|---|
OpenSpeedTest | 55.64 | 28.29 |
Speedtest | 87.1 | 42.1 |
fast.com | 44 | 23 |

通信速度にばらつきはあるものの、普通にブラウジングしたり、動画を見るには十分なスピードが出ていて、ネットを使っていてすごく遅くて困る…ということはありませんでした。
hotlink(Maxis回線)との比較

普段、マレーシアでhotlink(ホットリンク)のポストペイドプランを利用しているので、SailyのeSIMと比較してみました。
hotlinkはマレーシア大手通信会社の1つであるMaxis傘下のブランドになり、Maxisの回線を利用しています。

ぞれぞれほぼ同じタイミングで通信速度を測定してみた結果、ダウンロードスピードに関してはhotlinkの方が速く、アップロードスピードはSailyの方が速いという結果になりました。
ネットを見てブラウジングする分には、hotlinkの方が少し速いかなという体感ですが、同じ動画を見ていて特にどっちが遅いと感じることはなかったので、SailyのeSIMの通信速度は悪くないという感想です。
Saily eSIMの申込方法
行き先を選択

まずは【Saily】公式サイトにアクセス。
行き先を選択します。

画面をスクロールして人気の行き先から選ぶことも可能です。
ここでは「マレーシア」を行き先に選択。
データプランを選択

データプランを選択します。
旅程に合うものを選び、「チェックアウトに進む」をクリック。

お使いのスマホがeSIM対応しているかなど不明な場合は、「デバイスの互換性を確認」をクリックすると、確認できます。
サインアップまたはログイン

こちらが申込画面。
入力項目は非常に少なく、
- サインアップまたはログイン
- 支払方法の選択
…という2点だけでOKです。
サインアップやログインには、GoolgeやAppleのアカウントが利用できます。

ここではグーグルのアカウントでログインしてみました。
「Google」のボタンを押すと、サインインの画面が表示されるので、サインインしてください。
Safariのブラウザ上でGmailなどグーグルのアカウントにログインしていない状態だとエラーが出てしまったので、別タブでログインしてから手続きすると上手くいくと思います。
クーポンコードの入力

紹介クーポンがある場合、注文内容確認画面にある「クーポンをお持ちですか?」をクリックの上、クーポンコードを入力してください。
クーポンコードを入力するとUS$5が割引になります。
支払い方法の選択と情報入力

支払い方法については、Apple Pay、クレジットカードやデビットカード、Google Pay、PayPalから好きなものを選ぶことができます。
クレジットカード支払いを選択した場合、カード情報を入力し、「続行」ボタンを押します。

これで注文が完了です。
Saily eSIMの使い方
アプリのダウンロード

Sailyのアプリをスマホにダウンロードします。
アプリにログイン

「ログインまたは登録」をタップ。

ログインします。

ここでは申込時に使用したGoogleのアカウントでログイン。
そのまま「続ける」ボタンを押します。
eSIMをインストール

「eSIMをインストール」をタップ。
iOS端末の場合、
- ワンクリック設定
- 手動設定
…の2つの方法があり、iOSのバージョンが17.4.1より古い場合はワンクリック設定ができず、手動で設定することになります。
ワンクリック設定の方が簡単です。
eSIMをアクティベート

「新規eSIMをアクティベート」のメッセージが表示されるので、「許可」をタップ。

eSIMのアクティベートが開始されます。

「1GLOBALから新規eSIMをアクティベートする準備ができました」というメッセージが表示されたら、「続ける」をタップ。

これでモバイル通信設定が完了しました。

無事にインストールされると、アプリにも表示されます。

なお、インストールしたeSIMは好きな名前を設定することができます。
iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「SIM」でSailyのeSIMを選択し、「モバイル通信プランの名称」をタップ。

副回線や旅行などデフォルトの設定から名前を選ぶことができるほか、「カスタム名称」を選択すると、自由に名前がつけられます。
Saily eSIMをインストールした時にわかりやすい名前にしておくことをおすすめします。
データローミングの有効化
海外に到着したら、回線およびローミングをオンします。

iPhoneの場合、設定アイコンをクリック。

モバイル通信をタップ。

SIMでSaily eSIMを選択して「オン」にします。

ここではインストールしたSailyのeSIMを「Saily eSIM」と名付けていますが、ご自身が設定したものを選択してください。

「この回線をオンにする」をタップ。

オンにすると、ネットワークなどの情報が表示されます。
情報が表示されない時は、一度モバイル通信の画面に戻り、改めてSaily eSIMを選択の上、画面にアクセスしてみてください。

データローミングをONにすると、データ通信が利用できるようになります。

なお、設定方法についてはSaily公式サイトで確認できるほか、スマホアプリの「手順」からも確認できます。

こんな風に設定方法をチェックできます。
Saily eSIMのオン&オフ

普段お使いの物理SIMやeSIMがある場合で海外にいる時に回線を切り替えたい時は、「設定」→「モバイル通信」から主回線や副回線の設定、各回線のオン&オフの設定ができます。
ただ、海外ではSailyだけを使いたいケースが多いと思うので、基本的にSailyをメインのモバイルデータ通信に設定して、あとはオフにしておけばOKです。
通信データの残量をチェックする方法

Sailyのアプリで、残りのデータ量がチェックできます。
なお、80%以上のデータを使うと、Saily eSIMから通知がきます。(通知を許可している場合)
データを追加で購入する方法

データが足りなくなった時は「データを追加」ボタンをタップすると購入できます。

データを追加したい国を選んで手続きします。
異なる国のデータプランも既存eSIMに追加できる

SailyのeSIMをインストールしておけば、既存のeSIMに好きな目的地のデータプランを追加することができます。
例えば、マレーシアを旅行していて、次の目的地がシンガポールやタイの場合、それぞれの目的地に応じたデータプランを購入すれば、新たにeSIMを購入することなくそのままデータ購入ができるので便利です。
Sailyには地域を超えて使えるグローバルeSIMの選択肢もあるので、旅行プランに応じて地域eSIMまたはグローバルeSIMの選択をしてください。
Saily eSIMが突然繋がらない?チェックポイント

Saily eSIMを使っていて、突然ネットに繋がらなくなり、焦ったことがあります。
アプリを確認してみると、「eSIMを取得しています…」のメッセージが表示され…

「申し訳ございませんが、不具合が発生したようです」というエラーメッセージが出ました。

Sailyのアプリを見てみると、「期限切れ」となっていました。
「SIMの使用期間は過ぎていないのにおかしいな」と調べてみたところ、購入したデータがなくなった時も「期限切れ」と表示されるようです。
後々振り返ってみたところ、確かにデータ残量が少なくなっている通知をSailyから受け取っていたのですが、それを忘れてネット接続を継続し、気づいたらデータがゼロになっていました。
また、eSIMの設定関係で繋がらないケースもあると思います。
繋がらない時の確認事項はSaily公式サイトで説明されているので、1つずつ確認してみてください。
トラブルシューティング【iOSでネット接続できない時のチェックポイント】
- プランが有効か確認
- Wi-Fiを切断する
- Saily eSIMが有効になっているか確認(+メインになっているか確認)
- データローミングが有効になっているか確認
- iOS端末を再起動
- 5G設定を無効化
- エアプレーンモードを無効化
- APN設定を確認
- ネットワーク設定をリセット
- ネットワークオペレーターを手動で選択
それでも繋がらない場合は、24時間対応のカスタマーサポートに問い合わせて相談する形がおすすめです。
総評:SailyのeSIMはどんな人におすすめ?
マレーシアのプリペイドSIMカードは安くてデータ容量がものすごく多いものが多いので、現地でプリペイドSIMカードを買うことも一案ですが、プリペイドSIMよりeSIMの方が便利というケースもあります。
例えば…
- マレーシア到着が深夜や早朝でショップがオープンしていない時間帯に到着する人
- プリペイドの物理SIMを買うことが面倒な人
SailyのeSIMは申込もアクティベーションもすごく簡単ですぐに使えるので、手軽にネットを使いたい時に便利です。

